森林火災について
発生状況
世界における森林火災の状況は、Global Forest Watch mapのFIRE Aleartを見るとわかる。
山火事の予防
山火事は不注意で起きる場合が多い。草刈り、火入れ(野焼き)や枯れ草の焼却など山林をメンテナンスする季節には出荷防止の徹底が呼びかけられている。山火事予防に関する情報は林野庁が詳しい。
枯れ草等のある火災が起こりやすい場所では、たき火をしないこと
たき火等火気の使用中はその場を離れず、使用後は完全に消火すること
強風時及び乾燥時には、たき火、火入れをしないこと
火入れを行う際、許可を必ず受けること
たばこは、指定された場所で喫煙し、吸いがらは必ず消すとともに、投げ捨てないこと
火遊びはしないこと
山火事から市街地火災へ
2023年8月8日にハワイのマウイ島ラハイナで山火事が発生し、大規模な火災になり、100名を超える多数の死者が出ている。
現地からの画像を見ると、街並みは灰色になってしまい、あたり一面焼け野原となっていて、建物だけでなく、自動車も燃えていた。火災により家屋が倒壊して逃げ場を失い、迫ってきた火災から逃げられなかった人もいるだろう。逃げ道が見つからず、海に飛び込んだという。その中には、溺れてしまった人もいるかもしれない。
ラハイナは火山から暖かく乾燥した風が吹き下ろす。今年のマウイ島は特に乾燥しており、さらにハリケーンの強風もあり、一気に燃え広がったと見られる。
消防対策
一般的に市街地火災への対策は以下のようなものが挙げられる。
木造密集地域などのリスクの高い地域を指定
最大限投下できる消防力を特定して消防体制の整備
消防水利や給水体制の整備
民間の排水ポンプやミキサー車などの給水支援の検討
消化器の設置状況確認
住宅用火災警報器や屋外警報装置の整備
消防機関や消防団の安全確保、安全装備の充実
火災旋風
ハワイの火災では、火災旋風が発生したともいわれる。まだニュースでは報道されていないが、SNSでそのような言動があり、現地の映像を確認すると、大きな炎とともに火の粉が風に撒き散らされていた。火災旋風により一気に燃え広がったのかもしれない。
火災扇風は、まったくの無風では発生しないが、風が強過ぎても発生しないそうだ。条件が揃った時に、竜巻状に炎が巻き上がって、周りを焼き尽くしていく。