令和4年度天皇杯 全日本選手権を振り返る②
ジェイテクトSTINGSの戦い
1回戦に続いて、翌日の2回戦を振り返ります。
実は、トーナメント戦、インカレも終わり失うものは何も無い大学生相手の1回戦より、一度当たっているV1チームとの2回戦の方が、試合前の緊張は少ないもの。しかも、直前のVリーグ年内最終戦で当たり、今季初めての連勝が出来たチーム相手でもありました。
ただ、だからこそ、相手もリベンジの思いで食らいつくであろうと思って、会場に向かいました。
2回戦 VC長野トライデンツ戦
スタメン
S関田 OP西田 OH柳田、藤中 MB村山、陳 L本間/高橋
実はこの日は、大学生とV1チームとの試合が沢山組まれていました。第一試合では、今季大学リーグで好成績を収めていた東海大学がパナソニックパンサーズ相手にフルセットの接戦をしていたり、中央大学もJTサンダーズ広島と終盤まで競い合うなど、V1チームもフルメンバーで戦う必要がある好試合が見られていました。
そして、我がジェイテクトSTINGSとVC長野との試合の横のコートでは、堺ブレイザーズと早稲田大学との試合が行われていて、実はそっちもとっても気になって、なかなか目の前の試合に集中できない…という、バレーボール好きな私にとっては、たまらない一日でした。
2セットを堺に先取され、3セット目は確か最大8点差くらい序盤につけられ、バーノンと深津選手を二枚がえでリザーブに下げたら、その点差を追いついた早稲田大。最終的にこの二人を戻してなんとか、ジュースをしのいで勝ったんだ。
ということで、VC長野戦に戻ります。
前週の勢いそのまま、2セット目もとり、3セット目も優位に進めていたのに、終盤に逆転されてセットを失う…という、ちょっと嫌な流れ。決して侮れないのが、V1チームの底力。
だけど、そんな流れをきちんと取り戻す力がついてきたのだと感じさせたのが、4セット目だった。(個人的には、早稲田と堺の試合に集中したかったので、3セットで終わってほしかった…というのは内緒。)
ドキドキしたのは事実だけど、終わってみれば、3セット目から4セット目への切り替えを経験できた、という意味では良かった試合なんじゃないか…というのが、この試合を見終わった後の感想だった。
天皇杯は1週目は、モッパーはチーム内の選手が行うこと、というルールだったので、いろんな選手がモッパーとしてコートの中に入ってくることがあったのだけど、そんな中で一番、興味深かったのは、ティネが率先してモッパーをしていたところ。彼のキャラクターがわかるシーンであり、その後の様子から、ジェイテクトになじみ、そしてバレーボールというものを楽しむ姿勢が現れていたなあ、と感じた。
個人的には、今季、柳田くんの加入で、昨季のように試合に出場することが出来なくなった藤中くんですが、やはりちゃんと入れば仕事をする力って、チームにとってはとても大きな存在だなあ、と感じた試合でもありました。
西田くんも先週に引き続き、パフォーマンスが安定してきたことを感じさせてくれるプレーがいっぱいあって、安心しました!
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