令和4年度天皇杯 全日本選手権を振り返る③
さて、続いて準々決勝。この日に勝つかどうかで、翌週のチケットを持っていることの意味も変わってくる。今回は、ジャイアントキリングが無かったので、ベスト8に勝ち上がったのは、V1に所属するチームのみ。
ジェイテクトSTINGSの戦い
組み合わせが発表された段階で、ここがまず最初の大きなヤマになるだろうと思われていた、現在V1男子で首位を走るウルフドッグス名古屋との試合。
ウルフドッグス名古屋はこれまでのところ、13勝1敗と2位以下に大差をつけて首位を走っている。そして、昨年と大きくメンバーの入れ替えもなく、成熟したチーム。
ただ、唯一の1敗をきした相手が、ジェイテクトSTINGS。開幕2試合目でチームとしての力ではなく、個の力で勝った試合だった。
準々決勝 ウルフドッグス名古屋戦
スタメン
S関田 OP西田 OH柳田、ティネ MB村山、陳 L本間/高橋
今回の見所は、チームとしての力が見えつつあるジェイテクトが、昨季の優勝チームであり、現在V1首位のウルフドッグス名古屋にどんな試合を出来るのか、というところだった。
ウルフドッグス名古屋の懸念な点といえば、高梨くんが怪我による離脱をしているところ。また、ブロックランキング2位につけている王選手の不在。
とはいえ、この二人の不在を埋めるには十分な選手がいるチーム(でないと首位にはいられない)であるのも事実。
実はこの試合、私にとっては新幹線の時間をずらすかどうかの戦いもあったwww。
10時~一つのコートで準々決勝4試合を行うのだが、第一試合のサントリーサンバーズと東京グレートベアーズの試合がフルセットとなったこと、さらに、第二試合(堺ブレイザーズと東レアローズ)、第三試合(パナソニックパンサーズとJTサンダーズ広島)はどちらも3-1となったことから、すでに試合開始予定の16時をはるかに過ぎており、何時に終わるのか、予測を立てるのは難しかった。
でも、途中で、これはもしや勝てるんじゃないか!と思い、新幹線を遅らせるのはやめて、途中で会場をあとにすることを決断した。ほんと、なんでだか「あ、来週のチケット、無駄にならずにいけそう」と見ていて思ったんだよね。(今だに理由はわかんないけど、時々そういうことがある…。それは、翌週の準決勝でもあったこと)
だから、勝利の瞬間は、飛田給の駅のホーム。
ほんと、決勝以外の全試合をAIカメラとはいえ、配信してくれたことは感謝しかない。
おかげで、翌日の仕事への余裕も感じさせる中での帰宅も出来た。
いつも、そのときそのときに思いついたことをつぶやくので、なぜこんな風に思ったのか、そのときの状況はすでに月をまたいでしまったので、忘れてしまったんだけど…。
この勝利は、開幕2試合目の勝利とは、全く意味が違っていたなあ、という思いと、勝利の瞬間をこの目で見られなくても、次があるというのは、こんなにワクワクするんだな~ということを実感した試合でもあった。
3連戦というのは、選手にとっては負担も大きかったと思うけれど、いろんな選手を試合に出場させることが出来たことは、やはりチームとして大きかったんじゃないかな~と思った、天皇杯の1週目だった。