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単推しから箱押しへ①

バレーボールを現地で観戦するようになって9シーズン目となり、気がつけば特定の選手の推しからチームを推すようになった、そんな変遷を書いてみようと思いました。
よろしくお願いします。

最初は2人の選手に引き付けられた

何度も書いていますが、私が現在のようにバレーボールにはまったのは、2015年のワールドカップをテレビで見て、石川祐希選手と柳田将洋選手のフォームの美しさとともに、彼ら二人を中心とした日本男子代表が、世界の強豪国に競いそして勝つところを見て、ワクワクしたことが出発点です。

翌2016年のOQTのチケットをもぎ取り、晴れて初現地観戦に赴きます。結果はいろんな要因が重なり、リオオリンピックへの出場権は得られませんでしたが、逆にそれが前年とのギャップを知りたくてよりはまるきっかけになりました。


初観戦した2016OQT スタンド席から

単推しからはじまった現地観戦

代表シーズンが終わり、現地観戦をすることになりますが、当時は石川祐希選手は中央大学なので関東大学リーグ、柳田将洋選手はサントリーサンバーズなのでVプレミアリーグ(現在のSVリーグ)と違うリーグに所属していて、チケットの取り方も会場の大きさも全く違います。

カメラロールにある最初の写真 近畿総合の柳田選手


カメラロールにある最初の石川祐希選手

一眼レフすら買う前なので、スマホから頑張って取った写真(笑)
代表のユニを着ていない彼らが逆に新鮮で、一眼レフを持っていなかったことで逆に、彼らが一緒にプレーする選手にも目がいくようになりました。
また、私ははまるとその人のことを深く調べるようになるので、彼らが高校時代にどういう選手と一緒にプレーしたのかとか、どんな選手と対戦したのかとか、そういう情報も頭に入ってくると、それぞれのリーグのパンフレットを熟読するようになり、すると、今戦っている筑波大学のセッターの中根選手は石川選手の高校時代のチームメートで高校6冠を勝ち得た選手なんだ~などと、情報がどんどん増えていくのも楽しかったです。

ただそのころ感じていたことがありました。
柳田将洋選手の所属するため、サントリーサンバーズの試合を中心に現地観戦をするようになると、柳田選手のプレーは好きなんだけれど、なんとなくですが、サントリーサンバーズというチームは好きになれないな…ということに。
これは何が原因というわけではないので、個人的な嗜好なんだと思います。

当時は現在のようにホーム&アウエーで1会場1試合ではなく、開幕戦は1つの会場で2試合するなど、通例は1会場2試合だったので、自然と様々なチームの試合を現地で見るようになりました。応援団もどんな会場にも来られていたので、応援のカラーもそれぞれでそういうのも含めて、好ましいとか好ましくないとかを感じるようになってきたのだと思います。

ジェイテクトSTINGSを知ったのも、そんな中です。なんか元気で勢いのあるチームだなあと見ていて感じました。特にファイナル3での豊田合成(現在のウルフドッグス名古屋)との試合は、Vリーグで初めて導入したゴールデンセットの展開に、まだまだVチャレンジリーグから上がってからの期間の短いジェイテクトSTINGSは対応しきれずに負けてしまいましたが、その勢いというのが印象に残りました。

推しの選手が海外挑戦するようになって新たな推しの選手を見つける

そして、翌年、柳田選手がドイツリーグへの移籍を発表し、石川選手もイタリアリーグが中心となり、正直、リーグが始まるまでは「私は昨季ほど現地観戦をしないんじゃないかな…」と思っていたのが、2017/18シーズンの始まりのころでした。この年はVプレミアリーグの最後の年で、仕事の休みが日月だったため、日曜日しか試合を見に行くことはできなかったため、私の開幕戦は東京体育館での東レアローズ-豊田合成、ジェイテクトSTINGS-堺ブレイザーズでした。

浅野博亮選手

前述したように、私が男子バレーボールにはまるきっかけとなった2015年のワールドカップ。石川祐希選手や柳田将洋選手以外に、実は気になる選手がいました。その選手はテロップに「小さな巨人」とあり、16/17シーズン、探したのに見つけられず、それが誰だかわからなかった。そして、先ほどの16/17シーズンのファイナルシリーズで下剋上をしたときのメンバーの一人が浅野博亮選手だったのですが、そのころは顔と名前が一致していませんでした。一致したのは、2017代表で178㎝と小柄なのに跳躍力があり、身長の高い選手に対する負けん気の強さ、コート内をリベロと同じくらい動く瞬発力などで魅惑されました。そして、ジェイテクトSTINGSというチームに所属していたこと、さらには、それが私が居住する愛知県にある…ということにたどり着き、試合を見ているうちに初めて、応援する選手が応援するチームになる楽しさを知りました。
たしか、この年にキャプテンに就任、前季3位に入ったとはいえ、順調だったわけでなく、試行錯誤が続いた年でした。

実は、初めて練習見学に行ったのは、シーズンが始まる前の8月ころです。
浅野選手も石川選手も不在なことは知っていましたが、石川選手が所属する中央大学が企業合宿としてジェイテクトSTINGSに来ることがわかっていたため、どちらかというと関東大学リーグで見ていた中央大学を身近で見られると思ってジェイテクト体育館に向かいました。

初めての練習見学だったため、いろんな気づきがあり、ジェイテクトの選手の顔と名前が一致していないことに気づき、公式サイトのホームページを見ながら、あれは…これは…と知っていくのが楽しかったことは、良い思い出です。

ここまでで、長くなったので、分けます。

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