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SBG 2021年3月期 第2四半期 決算

 SBGが11/9に2021年3月期 第2四半期決算を発表しました。内容としては、これまでと同様のAI革命を主導する孫氏の従来通りの方針が踏襲されたものとなっています。また、業績も株式市場の安定とともに回復していますが、アリババ一辺倒のNAVの比重の偏りが今後のリスクと言えそうです。

決算

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純利益は大幅に改善し、SVFの累計投資損益も前決算発表でほぼプラスマイナスゼロだったのが、1兆3901億円の黒字となっています(ただしこれは未実現利益を含みます)。

NAV

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続いて、これまでの株主価値とほぼ同義のNAVという指標で、大幅な増加が得られています(ただし、これはほぼアリババ分です)。

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SBGは進化に対する投資を行うことで、変化に対する投資と違い、価値は上昇を続けていくと、そしてその進化とはAIであることを述べています。

リスク

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一般的に言われているSBGの懸念に対しても、どれも非常によくコントロールされていることが分かります。

SVF

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続いて、SVF/SVF2の最近の投資先についての紹介です。SVFのWeWorkやOYOについては今回は、コメントはありませんでした。状況としては、まだまだきついのではと推測されます。

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モビリティは全世界GDPの10%を占め、今後大変化が予想されます。その中でもnuroとcruiseは自動運転の分野で大きな存在感を示すことが期待されています。

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最近の最大のヒットであるBeike投資に関してです。中国のAIを使用した住宅取引プラットフォームで株式価値が大幅上昇しています。

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メディカル領域も世界のGDPの10%を占めます。その中でもbiofourmisの説明がありました。患者の生体データをモニターし、90%のSensitivityで「心不全の発症を14日前に予測した」という米国での臨床試験の例を引用しました。

米国大型株投資

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米中のバランスを取るために、上記の米国の大型株投資も報告されました。また、これらの企業がAI革命の本丸であるという認識も示しました。

経営体制

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経営体制も変更があり、取締役の社外比率が高まり、ガバナンス強化へ繋がることが期待されます。

まとめ

アリババおよびアントが中国政府から睨まれ始めている現状を考えますと、中国一辺倒だったやり方を変える、バランスを考え始める必要がありますが、米国のGAFAを筆頭とする巨大IT株投資では、面白みがないですし、それらを直接買った方が、投資家にとっては効率が良いです。これらの中国リスクを廃したバランスの取り方が今後の注目点かと思います。

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