TTPとTTK
こんにちは、こあらです🐨
はじめに、ちょっと考えてみてほしいことがあります。
「どうやって仕事を進めればいいんだろう...」
「先輩のように上手くできるだろうか...」
新しい環境で誰もが感じるこんな不安。そんな中でも、実はシゴデキたちが密かに実践している方法があります。
その正体は、TTP(徹底的にパクる)です。
なぜ今、TTPなのか
私たちは誰もが、幼い頃から「マネ」という力で成長してきました。周りの大人たちの表情や仕草を真似ることから全てが始まり、やがて歩くこと、話すことへと、一つずつ自分の世界を広げていきました。気付かないうちの小さな真似が、少しずつ私たちの中で形を変え、いつしか自分だけの表現となっていったのです。
TTKとは
TTKとは、私が勝手に名付けた名称で正式名称ではありません(笑)。
TTPを徹底的にパクって、TTK(徹底的に観察する)です。
TTPの真髄は、単なる模倣ではありません。それは「マネること」と「観察すること」の絶妙なバランスにあります。成功している人の行動や戦略を参考にすることは、時間の節約になるだけでなく、効率的に成果を上げる近道となります。
自分の頭で一から解決策を考えることは、時として時間の無駄になることがあります。既に効果を上げている人を観察し、その本質を理解することで、私たちは大きく成長することができるのです。
アートの世界に学ぶ
「マネ」という行為は、芸術の世界でも重要な意味を持ちます。
ピカソは「良いアーティストはコピーする。偉大なアーティストは盗む」という言葉を残しています。
この言葉は、単なる模倣を超えた深い観察の重要性を示唆しています。
成功事例を表面的にコピーするのではなく、その本質を理解し、自分のものとして昇華させることが求められるのです。
私の経験則
私が研修医だった頃、尊敬する指導医からも似たような言葉をいただきました。
「最初は私の診察、話し方、動作、行動をそっくりそのまま真似なさい。それを何度も繰り返すうちに、自然とあなたらしい診察ができるようになるから。守破離という言葉の通り、基本を忠実に学ぶことによって、やがて自分らしさが出てくるよ」
才能と観察力の関係
さらに、私の人生を大きく変えた言葉があります。
ある著名な方から教わった、「才能」についての洞察です。
「才能は、多くの人が思うような生まれつきの資質ではない。実は、観察力こそが重要な要素なんだ。まずは何かをマネしながらアウトプットする。その後に、自分のアウトプットと模倣したものを注意深く観察することで、自分に不足している部分が見えてくる。この観察力を継続的に磨いていくことで、より質の高いアウトプットを生み出す道筋が開けていく。」
チャーハンに学ぶ
その方は、身近な例としてチャーハンの話をしてくれました。
一流の料理人でさえ、最初から完璧な料理を作れるわけではない。まず、色んな店の味を探求し、自分の目指す理想の味を見つける。そして、その味を再現(=マネ)しようと挑戦する中で、現実との差が見えてくる。食材の切り方、素材の組み合わせ、火加減の調整、食材の選び方。一つひとつの違いに気づくたびに、新たな発見が生まれる。
この「違い」こそが最高の教科書となる。一つの課題に向き合い、何度も試行錯誤を重ねる。その過程で、確実に技術は磨かれていく。つまり、料理人としての才能とは、完璧な一品を作り上げることではなく、理想と現実の差を認識し、それを埋めていく日々の積み重ねの中にこそ宿るのです。
新たな挑戦に向けて
新しい挑戦を前にしたとき、私たちは何から歩みを始めるべきでしょうか。
その答えは、「なぜ」という問いの中にあります。なぜその人は成功しているのか。どのようなやり方をしているのか。
上手く行っている人の行動を注意深く観察し、その本質を理解することが、全ての始まりとなるのです。
成功への道筋は、シンプルでありながら深い観察力(TTK)を必要とします。まずは基礎を徹底的に学び、優れたものを誠実にTTPすることから始めましょう。そして謙虚な姿勢で継続し続けて、自分の取り組みと比較することで、新たな気づきが生まれます。その学びを実践し、試行錯誤を重ねる中で、鋭い観察眼を養い、次なる高みを見出していくのです。
今日から、あなたも新しい視点でTTP、TTKを始めてみませんか?
本日も、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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