2つの常識破りを犯して売りまくった広告
広告は好きですか?
この記事を読んでいる時点で、出稿する立場の可能性が高いですが、そうではなく見せられる側としてお聞きしています。
言い換えると、広告を見せられて良い気持ちがしますか?
個人的には好きではありません。
CMは飛ばせるなら飛ばしたいですし、YouTubeを見ている時に流れる広告や、記事を読んでいる時にチラつく広告は鬱陶しいと感じてしまいます。
この傾向は私だけでは無いようです。
つまり、一般的に広告は嫌われる傾向があります。
その為、最近(?)は記事LPなどと呼ばれる形式も多用されるようになっています。
これは一見記事のように見えるLP(ランディングページ)のことです。
英語ではeditorialなどと呼ばれ、もっと以前から勧められている手法。
時代が進むにつれて「広告嫌い」が進む中、50年以上前に真っ向から立ち向かった男がいます。
彼はあろうことか、サブヘッドで広告だと明言してしまったのです。
では、その結果、広告を避ける読者が続出して全く売れなかったのでしょうか?
いいえ。
あまりに膨大に売れた為、15000人以上のマーケターにフォローされるコピーライター兼マーケター自身にスワイプファイルとして保存までされているほどです。
このレターが犯した常識破りはこれだけではありません。
関連した教えで、私も色々な文献で学んできたルールまで犯しています。
この記事では、そんな型破りのセールスレターの邦訳と、その私なりの分析を載せています。
分析では、一文一文、レターを書いたコピーライター(このレターだとES)が
・なぜその文を書いたのか?
・なぜその単語を使ったのか?
・なぜその順番で語ったのか?
・他にも語り得ることは色々考えられるが、なぜそれらは書かなかったのか?
などを考えています。
したがって、この分析に書かれている考え方を応用すると、売れるレターを書くコツが掴めるでしょう。
コピーライティングの書籍を何冊も読んでみたけど、まだイマイチ売れるレターが書けないという方は、書籍で学んだ「原理」が実際に使用されている利用例を見ることになります。
その為、使い方の感覚が掴め、自力で売れるレターを書けるようになるかもしれません。
あるいは、「コピーライティングは配慮からできている」という私の持論を採用するならば、ビジネスに限らず、普段のコミュニケーションにも応用できることになります。
(実際、個人的な話ですが、私は売れたレターの分析から得た配慮の仕方を異性とのやりとりに応用し、結果も出しました。)
なお、私は普段は元の英語のレターを分析していますので、ここに書いた分析も英語のレターの分析です。
したがって、英語が得意でしたら、元の英語のレター(リンクは以下に貼っています)と見比べながらこの記事を読むことを強くお勧めします。
英語が得意でなくとも、この記事を読めば、コピーライターが配慮していたこと(の中で私がこのレターを分析した際に読み取れたもの)は理解できるようになっているはずです。
では、ESが、一語一語に何重もの意図を込めた、芸術的レターをお楽しみください。
私は現役の理論物理学者として研究者を行なっています。ただ、アカデミアの世界は経済的に厳しく、優秀でも諦めてしまう学生さんが多くいます。私は将来的に彼らに自力で稼ぐ力を付けてもらえる会社・奨学金の設立を目指しています。サポートはその為の資金に活用させて頂きます。