20200723「学費を払えば大学に行ける」という前提を取っ払う時期に来た。
(アイキャッチ画像は烏丸経済新聞さんのスクショ)
この4月からの休校期間の影響で、小・中・高は6月ごろから授業が再開しましたが、大学では、9月以降の後期からスタート、あるいは、今年度は全てオンライン授業対応とする学校も増えてきています。
オンライン授業が増えていくことについて、NPO法人ドットジェイピーGN関西支部さんが、議論した様子が記事になっていました。
議論の内容はオープンになっていないのでわからないのですが、上記記事に対して、「うーん?」と思うことがあったので、備忘的にまとめておきます。
私のポジションは国立大学の独法化も反対していた派なので、基本的に、立ち位置的には、大学当局には厳しい目を向けています。最近では、吉田寮や立て看板に対する当局の扱いには、言いたいことがいっぱいあります。
ただ、キツイ言い方ですが「傷のなめ合い」ではなく、学生に真に考える機会を持ってほしいと思っております。
学費を払えば誰でも「その大学」にいけるわけではない
最近、この前提が抜けていることが多いような気がします。
現在の受験制度では、競争率が1倍を切っていない大学では必ず、合格者と不合格者がいるわけです。
つまり、今、あなたが通っている大学のその枠は、誰かが通いたかった枠という風に捉えなおすことができます。すると、オンライン授業にはなったことで、在校生にとって「魅力が軽減した」と言っても、現在1浪中、あるいは現役で受験勉強している受験生、第一志望に合格ならず、他大学へ進んだ学生にとってみれば、「学費払うだけでそこの大学いけるならいいじゃない!」場合によっては、「変わってよ」という意見が出てくるわけです。
ケンブリッジ大学が通年オンライン授業でも全額授業料請求する意味を推測
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