20200409 私の出会った巨人たち 2人目 宇津木秀甫(高槻市の郷土史家)
坂本竜馬が、勝海舟に語った、西郷隆盛の人物評として、かく言葉が残っています。
「得体の知れない人物です。不気味な太鼓のようであって、小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く」
これは、竜馬が自分の人物の小ささを謙遜していったと言われていますが、大人物を前にしたとき、その人物の力量は、受ける側があまりに小さすぎると小さく見えるものなのでしょう。
今回、紹介する、「私の出会った巨人たち」の宇津木秀甫先生もその一人です。
宇津木秀甫先生の略歴
宇津木秀甫(うつきしゅうほ)(1926年8月26日~2017年2月15日)
高槻市の郷土史家。龍谷大学卒業後、劇作家・脚本家だけでなく、郷土史家として、高槻市の民話などを聞き取りまとめておられた。第1回の高槻まつりの仕掛人でもありました。
小学校1~3年生まで参加した「お話の会」
今思えば、土曜日を活用した生涯学習の走りだったのだと思います。
毎月第2曜日に、高槻市の城跡公園の隣にある、公民館みたいなところでやっていたのです。今調べたら、「高槻市教育センター」。子どもって、建物の名前覚えてないもんですね。行きも帰りも、自転車ですし、お迎えが市民プールだったので、名前覚える必要もなかったですから。
そこで、午前10時~12時まで。お話の会というのをやっていました。構成としては、半分が宇津木先生のお話。半分がその時々に遊んだり、子どもが前に出て話をしたりというもの。学校でも郷土の民話や歴史を話してくれるんですが、それよりも、面白おかしく、こちらの反応を見て話してくださるので、退屈しませんでした。
記憶に残るアリと人間とゾウの話と埴輪
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