20200604 私の出会った巨人たち 8人目 渡部昇一 (評論家)
保守論壇(そんなものが存在しているかどうかはおいておいて)において、プラグマティストっていうのは、いるはずなのですが、私の立っている場所からはあまり見受けないです。
というのも、西洋の社会契約論において、自由主義・平等主義・社会主義・共産主義といった、社会を「急進的に」変化させるイデオロギーが出てきた中で、その対抗主義として、「保守主義」というのは台頭してきたわけです。
皮肉なもんですが、相手方が急進的であれば急進的であるほど、保守主義は際立つの出会って、相手が弱体化すると合わせて、保守主義も力を失っていくわけです。
そういう状況で、力強く「保守である」ことを打ち出していこうとすると、自ずと、「何を保守するのか」というのが必要になってきて、「何」に対して、揺らぐことの無いものをもっていた方が、渡部昇一さんだったと、私は勝手に思っております。
渡部昇一さんの簡単な紹介
渡部 昇一(わたなべ しょういち、1930年〈昭和5年〉10月15日 - 2017年〈平成29年〉4月17日[1])は、日本の英語学者、評論家。上智大学名誉教授。専攻は英語文法史。学位はミュンスター大学(ヴェストファーレン・ヴィルヘルム大学)哲学博士。ミュンスター大学名誉哲学博士。公益財団法人日本財団評議員。
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「文化こそ、付加価値の源泉である」といえる、21世紀の日本を目指した、思考実験と結果まとめの日記です。(ちょこちょこ雑談も入ります)
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