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20200722(普及版) 死者を弔う生者の役割

(本記事は私が参加しているある会で、私が2020年7月18日に配信した記事です。)

 2020 年 7 月 18 日は、京都アニメーション放火事件の1周忌の日でした。諸事情を検討 し、YOUTUBE で追悼動画を配信されました。(追記 その動画は、7月18日のみの公開だったためリンク切れです)

改めて、故人の功績を偲び、冥福をお祈りするとともに、ご遺族と関係者の皆さまのご平安をお祈りいたします。 追悼の意味を込めて、死者を弔うということをテーマに御文を書いていると、俳優の三浦春馬さんの訃報が届きました。

同世代で、今週木曜日の封切で同じく私と同世代の⻑澤 まさみさんが主演を務める、『コンフィデンスマン JP プリンセス編』にも出演しています。

とてもショックであると同時に、改めて御文を書かねばならないと思った所存です。 

私は地元で、盆踊りパフォーマンス集団である「スターダスト河内」に所属しておりま す。ご存知の通り、盆踊りは、この世に帰ってこられるご先祖様を慰霊し、あの世に帰っていただくための日本の土着文化です。 死は全ての人々に等しく訪れることでありますが、私たちの知識・技術や文明といったものは死を経験した人間が作り上げたものではないため、合理的に死を説明・解釈する方 策というものはございません。そのため、死に対しての人種・国籍・宗教を超えた共通解 釈というものは存在しないというのが一般の見解です。

ですが、盆踊りという文化は私が思うに2つの死に対する世界観を共有しています。

まず、1つ目は、人は死後、魂あるいは御霊となって、あの世へ行くこと。2つ目は、その 魂あるいは御霊はこの世に帰ってくることが可能であるということ。

その2つの世界観を 前提とすると、私たちは魂と肉体が重なり合って、現世に生を受けており、死というのは、 魂が肉体を離れてしまうことだと言えます。そうすると、死者と私たちの差は何かと言え ば、肉体の有無になります。魂という点に着目すれば、この世にいる私たちもあの世にい る死者も変わりはありません。では、肉体を持つことの意味は何でしょうか。

ここで、光の特性を援用いたします。細かい議論は省きますが、光は「波動でもあり粒 子でもある」という二面性を持ち合わせています。光の強さは粒子の振動数に比例します。 つまり、振動が死者の魂に伝わることで慰霊や弔いを可能とさせるのではないでしょうか。

思えば、仏教では死者を弔う時、読経しますし、盆踊りは音頭に合わせて、身振り手振 りで空間を賑わせます。もし、魂と霊性が似通ったものであるとすれば、素読や同志との 議論で自らの声帯や鼓膜を、吉田山荘という磁場で震わせる。これはとても意味のあるこ とではないかと改めて感じております。

改めて、京都アニメーション放火事件で犠牲担った方々、三浦春馬さん、そして、その ご遺族や関係者の皆様にお悔やみを申し上げます。

(追記)

私の好きな歌を2曲、届けます。これが適切かどうかはわかりませんが、哀悼の意としたいと思います。

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「文化こそ、付加価値の源泉である」といえる、21世紀の日本を目指した、思考実験と結果まとめの日記です。(ちょこちょこ雑談も入ります)

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