20211201 文化をコンテンツに磨き上げるカギは良い記号化して組み立てること
私の出身学部は、総合人間学部というところで、学部理念に「理文の融合」を掲げていたところでした。これを、理系は「理文の融合」と言って、文系は「文理の融合」という、学部あるあるですがw
そこで、色々と学びましたが、哲学的なことを考えるスタンスは佐伯啓思先生の影響を受けていました。西部先生の言葉を借りれば、「ソファーに座るペシミスト」といった形です。悲観論者ではあるのだけれども、青筋立てて行動するのでもなく、ただ、その衰退をソファーに座りながら嘆いている。
私のことを知っている方だったら、「お前全然違うやん!」と言われそうですが、意外とそうでもないですよw
そんな、私と佐伯先生のゆかりは下記記事からどうぞご覧ください。
さて、今号のテーマは、
「文化をコンテンツに磨き上げるカギは良い記号化して組み立てること」
です。
私はあまり、記号化を好みません。いや、サブカルが好きなのは別ですよ別w もう少し具体的に言うと。
Aというモノ→Aという記号 の記号化はまだよいのですが往々にして、記号化されると、逆の記号化も起こります。
Aという記号→Aというモノ となり、記号が持っていた意味がモノを縛ることが発生するのです。
ただ、記号化自体は、文化の付加価値を高めるにあたって、非常に重要なことなので、断腸の思いで「良い記号化」とさせていただきましたw
記号化について
まず、記号化という言葉ですが、皆様イメージできますでしょうか?
具体例でいうと、建物の図面とかそうですよね。設計図もそう。似顔絵も記号と言えば記号でしょう。
端的に言えば、実際に存在するものを図や絵など目に見える形に落とし込むことを記号化と言います。
似たような言葉に、概念化というのがありますが、こちらはどちらかというと、存在するものを一般的な言葉で表現したような感じですね。建物の中で、家を「人が住むところ」とか言った具合です。
なんでこういうことを考えたかというと、ヤマト運輸の段ボールでこういう飾りを見つけたのです。
真ん中の男衆の提灯に文字書いていますが、見るまでもなくわかりますよね。
阿波踊り
です。
これ見るだけで、徳島から来た荷物なんだろうなとわかります。
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