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映画「声もなく」
ユ・アイン演じる主人公が全く声を発さない異色の映画だった。手話も使わないし、身振り手振りくらいでしか感情を伝えられないのも新鮮だし、貧しさが伝わって来て良かった。
貧しい人には助けが来ないのか、待ってるのは絶望だけなのかと悲しくなる。誘拐された女の子が最後に下した愛は、正しかったんだろうか。本当の家族には無い愛があったはずなのに、そっちを選ぶのかというリアルさが残酷で切ない。ユーモアに溢れてて、映像がスゴい綺麗で哀しくて、感情がグチャグチャになる。感動ポルノなんてクソ喰らえ、これが現実なんだよ!と社会に一石を投じるようなエグい作品。
韓国映画ってやっぱり面白いなと思った。ユ・アインの怪演が凄すぎて他の作品を見たくなった。「パラサイト」でも韓国の格差社会を描いてるけど、韓国の貧困って本当にこんなんかな。主人公が死体処理をして生計立てながら、誘拐の手助けをすることになったっていう設定が最高すぎる。めっちゃ刺激的。グロくなくて見やすいし、99分で終わるのも飽きが来なくて最高。映画館で見れて良かった。大好きな映画が増えました。
ユ・アインの背中に抱きついて妹が寝てるシーンが可愛すぎてスゴい好き。