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酪農のプラットフォーム化〜酪農家が考えるテクノロジーの使いみち〜

僕が経営する牧場、ナカシマファームではスマホで牧場管理をするアプリ、「ファームノート」
そして牛にウェアラブルデバイスをつけ行動を解析し、発情発見や疾病予測をする、「ファームノートカラー」というものを使っています。

ファームノートカラーは最近導入しましたが、発情の発見、そして授精適期時間を教えてくれるのでめちゃめちゃ助かります。

特に授精の適期時間を知れ、仕事のスケジュールが格段に立てやすくなりました。
あとこれは偶然かしれませんが、
適期に合わせ人工授精したとき、膣内の状態がとてもいい牛が何頭も続き、
いつもより種付け自体が簡単に感じました。

さてここから本題なのですが、

もちろんこういうテクノロジーはなくても、プロの酪農家がいれば全然牛飼いはできます。

ただナカシマファームは
酪農のプラットフォーム化を目指していて、
いかに人を減らすかではなくいかに酪農に関わる人(経験者関係なく)を増やすか。です。 

(ちなみに、市に酪農家はナカシマファーム1軒だけで、そもそも技術も経験者も集まりづらい状況なのです。) 

なので、未経験者にとって技術的なハードルを下げることと、共通言語のため、ファームノートを導入しました。

がっつり酪農をやる人もいれば、子育てメインでたまに酪農、普段学生でたまに酪農。

朝が早いので、出社前にジム、ならぬ酪農もありかもしれません。
体動かしてそのあと搾りたてのミルクを飲む。
むしろジムですね笑

などなど、

それぞれの暮らしや自己実現のために酪農がお役にたてればと思います。それが酪農のプラットフォーム化ですね。

最後になっちゃいましたが、なんでそんなことするのかといいますと、やっぱり牛たち、家畜の幸せをを追求したいし、価値をあげたいからです。

そのためには、命のバトンを受け取っているヒトが楽しく美味しく暮らさないと行けないないなーと思うわけです。(じゃないと牛たちに面目がたたないなぁと)

テクノロジーは酪農を多くの人のものにするために使っていこうと思います。

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行動、休息、反芻をモニタリング。そのバランスにて発情や疾病を発見する。

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仕事おわり、自家製チーズをカレーにのせて。
テクノロジーの行き着く先。


#ファームノート
#ファームノートカラー
#ナカシマファーム

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