![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45691167/rectangle_large_type_2_7f9423fd2c946b30f191cc6015b4247c.jpeg?width=1200)
自分はスタートアップを目指すのか?!
タクシー運転手を辞めて2週間、会社の設立について書籍、ネット等で色々調べつつ準備を進めています。
ここで重要な気付きがあったのでお伝えしておきます。
漠然とした疑問
”相乗りタクシーで高齢者に安価な通院サービスを提供する”
地元で課題を目の当たりにし、それを解決するために考えた策です。
活動を開始するにあたり、自己資金はある程度用意しつつも十分ではないため補助金や創業融資を当てにしていました。しかし、行政や公的支援機関、公的金融機関に事業計画を説明しても反応が芳しくありませんでした。
実現できれば世の中にとって明らかに良いサービスです。
なぜ、前向きな反応が無いのか?
漠然とした疑問を持っていました。
事業計画フォーマットが???
公的機関へ行く時は指定のフォーマットに事業計画を書いて説明します。
このフォーマットが疑問だらけなのです。
・収支計画の記入欄が3年分しかない
→3年で黒字化しろということ? 現実的じゃない。
・融資予定の記入欄がある
→資金が欲しいから来てるのに融資予定なんてあるわけないじゃん。
等々
疑問を持ちつつも収支計画の枠を7年に広げて5年目で黒字化、7年目で収益が大きく拡大する見込みであることを説明しました。
ここでいつも担当者が首を捻るのです。
スモールビジネスとスタートアップの違い
彼らが期待しているのは、
・2、3年で黒字化
・先々の収支の見込みが立っている
のような着実に伸びるビジネスです。私が目指しているのは世の中に無い新しいビジネス、リスクはあるが実現できれば世の中に大きな影響を与えるビジネスです。
この違いを分かりやすく解説しているサイトを見つけました。
公的機関の支援対象はスモールビジネスであって、スタートアップではなかったのです。これが漠然とした疑問に対する自分なりの解です。
※訂正とお詫び:
その後公的機関の助成金を受けることになり、上記認識が誤りであることが判明しました。間違った投稿をしたことに対して関係の方々に深くお詫び申し上げます。
(原文を訂正してしまうと投稿全体の構成が崩れてしまうので、原文をそのままに「訂正とお詫び」を挿入する形としたことをご了承ください)
「巨額のリターン」とか「破壊的イノベーション」とか、正直そこまでは意識していませんでしたが、最初に掲げた課題を解決するための起業の仕方はスタートアップなのです。
資金調達はどうするのか
「起業のファイナンス」(磯崎哲也著)という本に出合いました。起業家のバイブルと呼ばれスタートアップを目指す人にとっては必須の本です。
ここで衝撃的な言葉を見つけました。
『ベンチャー(スタートアップ)はお金を借りるべきではない。』
仮に誰かがお金を貸してくれたとしても、収入が不安定な中で毎月必ず元利を返済しなければならないというのはベンチャー(スタートアップ)にとって非常にキツい、という理由です。
スタートアップの資金調達の基本は株式だというのです。株式を発行して投資家から資金を調達し、ストックオプションで優秀な人材を雇い入れる。
企業価値を上げて上場やバイアウトによって巨額のリターンで報いる。
ここで詳細には触れませんが、私のとって目から鱗の内容でした。
腹を括れ!
私は、
「移動手段を持たないお婆さん達が普通に通院できるようにしたい、そして住み慣れた土地で最後まで自分らしく暮らしてほしい」
それを願って相乗りタクシーの事業化を目指しているのです。
「巨額のリターン」とか「破壊的イノベーション」とかどうでもいいのです。正直ちょっと引いてしまいます。
ただ、、、
それを実現するための手法がスタートアップしか無いのなら腹を括るしかありません。外堀を埋めるために宣言します。
”俺は相乗りタクシーでスタートアップを目指します!!