(絵を掲載させて頂いた)イラスト集の購入話
皆さんは画集(イラスト集)を買うことはあるでしょうか。
好きな絵を手元に置いておきたい、好きな作家や作品を応援したい…購入理由はそれぞれあるでしょう。
自分も好きな作家や作品を応援したいので、金銭余裕が許す限りは、できるだけ購入するようにしています。
例で挙げると以下のゲーム画集2点が特にお気に入りです。
メインは立ち絵ですが、どちらも絵柄がかっこいいのでおすすめ。
最近だと以下の画集を購入していました。
絵と繊細な色使いいいな~!とたくさん見たかったので限定版の方を購入。
えっちなゲームを開発している会社のイラストレーターさんですが、画集はぎりぎりセクシーで留まっているので、綺麗な画集になっています。満足!
(閑話休題。)
そんなこんなで元は自分も「画集を買う側」の消費者ユーザーの一人に過ぎませんでした。
そのはずですが、先日とある会社の出版で合同イラスト集が出版・販売され、その末席でイラストを一枚掲載させて頂きました。
簡単に言うと、公式お祭りイラスト集に自分の絵も参加しました。
(本記事ヘッダーの絵)
上のリンクの書籍に参加しています。
書店には並ばない、amazon製本での出版・販売ではありますが、電子・物理ともに購入が可能です。
自分も物理書籍を購入し、昨日届いたばかりでした。
同人の物理本の経験もなく、「自分の絵が書籍上で刷られる」経験があまりない人間が、「公式お祭り本で自分の絵と対面するとどうなるか」の珍しい反応ができたので、以下簡単にレビューを含めて書き残します。
①宣伝と経緯
イラストレーター登録をし、納品を続けて早4年目になった商業PBWさんの会社から、ゲーム内イベントのイラスト集がシリーズで発売されました。
鳥小箱は下リンクの書籍に依頼絵を一枚掲載頂いています。
▽掲載頂いた依頼絵
今回のゲームイベントは期間内に立ち絵を発注すると、立ち絵にそのイベント限定の背景が付く、イラスト発注イベントのようなものです。
運営会社が20周年という節目もあって、このイベントで「納品されたイベントイラストを全てイラスト集として発行する」との新しい試みが為されました。
このとき、この会社が運営しているPBWゲームが『第六猟兵』と『チェインパラドクス』の2作品。
各作品内のワードを取って同時開催で「猟兵コレ」「ディアコレ」が開催されました。
限定背景は各作品4種類。合計8種の部門が準備されました。
1部門だけでも数百件のイラストが到着するなど、多くの発注が飛び交った結果、以下公式ツイート。
製本限界を超えて全8冊の分冊発行となりました。
しかもこのときの告知で「1ページに1人ずつ掲載、残りページに発注者コメント集」とのこと。
ご、豪華…
その本が先日無事販売開始となったので、せっかくなので記念購入で1冊物理書籍を入手しました。
(作品ごとのイラスト集専用ページは以下からご覧ください。)
②物理本到着
こちらのリンクページで分かることですが、注文時に「A5サイズ・454ページ」の表記に数度見しかけました。
454ページ?! 辞書か専門書並みの分厚さです。
ポストにはほぼ入らないサイズなので宅配送で届きました。
包装を解いての第一印象が「これ絶対撲殺できる……」な分厚さでした。
本のつくりは『美術手帳』などのA5サイズ専門雑誌のようなしっかりした印象。
でも今『美術手帳』検索したんですがあれ約250ページくらいなんですね。
同サイズの専門雑誌より分厚いイラスト集……最早展示図録……?
表紙をめくり、扉絵の次のページから早速納品イラスト展示がスタート。
1ページいっぱいに1人分1枚が掲載されており、余白もページ数掲載も全くなし。
完全にイラストを魅せるためだけに特化した配置で、これが約400人分ずらっと全フルカラーで掲載されていました。圧巻。
描かせて頂いたイラストは順に開いて50ページ目くらいのところに載っていました。
自分の絵を紙面印刷する経験がほぼなかったので、カラー絵掲載だったのもあって「自分の絵印刷したらこんな感じに見えるのか~」と新鮮な気持ちで絵と向き合うことができました。
webゲーム上でも他納品物は見れるのですが、数が多くて全ては把握できないのと、一枚一枚をじっくり見ることがないので、今回のように紙面で一枚ずつ見れるのは嬉しかったです。
好みの絵を描く方や、好きなデザインの方を新しく発見できたのも楽しみの一つですね。
残り約50ページは、掲載されたイラストの発注者全員のコメント集でした。
操作キャラ視点のコメントから、発注者本人のコメント、発注経緯のコメントなど、どれもこだわりぬいた言葉で綴られていて、コメントがあることでキャラの生き生きした様子がさらに強調されました。
制作サイドならともかく、発注者側のコメントは本来ゲーム内外で見ることはないので、公開コメントで寄せ書きされているのはこれも新鮮でした。
ざっとながめるだけでも余裕で数時間が消えました。
③面白い体験だった
納品させて頂いた絵が本になって帰ってくる経験がなかったため、とても貴重な体験となりました。
本来のターゲットはプレイヤー対象だとは思うのですが、イラストレーターサイドで見ても多様な絵柄のイラストやデザインの宝庫なので、購入してよかったです。
公式生放送で今後のイベントイラストも書籍化できたら~の話もちらっと上がっていたので、もし実現されたらその時も追いたいですね。
付けたし宣伝になってしまいますが通常の発注も随時募集しています。
受付の際はどうぞよろしくお願いします…!
▼納品サンプル・ポートフォリオ