「たおやかな調べ」(2023/07/05の日記)
■ 2023/07/05の日記
・腹が減りましたね…
・制汗シートが切れたから買った。「Kinkin Floral」とかいう字面がアホっぽくていい。こういう、さもおシャレに英語っぽく書いてますよ~って感じを出しながらよく見るとローマ字表記だったりする間抜けな表現が結構好きだ。
・ん?しかし、「Kinkin」がローマ字表記ってのは完全な思い込みだな。もしかしたら私の知らない英語という可能性はある。こういうのはちゃんと調べておかないとな。
・なんという事だ、私は知らず知らずの内に、変態臭を身に纏って気持ちよくなっていたとでもいうのか。とんだトラップだ。
・制汗シートって一夏の間に使い切った事一度もないな、リップクリームばりに使い切る前にどっかいく。つまり、制汗シートをが切れたから…とかいう入りは実はズルで、この使い切ったやつも実を言えば二年前に買ったやつだ。久しぶりに使った鞄のサイドポケットに入ってたものだ。
・数年前にジャンフェス(ジャンフェスは冬に開催される)に、ミソとリンクさんと、共通の友人のふかちゃん(当時初対面)で行った時に、私が暑さを訴えたらふかちゃんが鞄から制汗シートを出してくれたのが妙に印象に残っている。これはつまり、たぶん殆どの人は制汗シートを使い切る事が出来ないという実態を示唆しているエピソードだ。ミソも使い切る前に無くすって言ってたし。
・しかし制汗シートってやつは妙に種類が多い。ドラッグストアやコンビニに行くと、大量の種類が置いてある。顔用と体用って分ける意味あるか??サイズ、量、清涼感、香り、蓋部分のシートの粘着具合とかが主に値段に影響する部分と思いきや、別に何も比例してなくてその辺も雰囲気でまちまちだ。しかも上記の通り短期間に使い切らないもんだから、比較も出来ずに自分の中で確立されるものが無い。使い心地が微妙な奴とかさらに使用頻度減るし…。
・そういえば制汗スプレーって買った事ないな。あれはどうなん?使い切れるもん?
・風鈴を出しました。夏なので。毎年の楽しみだ。
・この風鈴は多分五年前くらいにミソと遊びに行った、滋賀の「黒壁スクエア」という、ガラス細工の工房がたくさんある観光地で買った物だ。そんなに大きな観光地でもなかったけど、ある程度落ち着いていて、レトロな雰囲気がよかった。
・その中でも大きめの、アトリエとしての展示もある厳かな工房で買った。黒壁スクエアにはそもそも風鈴が買いたくて行ったのだが、逐一外での光の反射や音の鳴り方を確かめる作業をしていたら、店員さんに「そんなに音に拘って買う人初めてです」って言われた。
・今思えば、滋賀の人は半分くらいは京都人の血が通っているのを学生時代に確認済みなので「えらい良い時計してはりますなあ」位のコメントだったような気がしないでもないが、それくらい拘って買ったお気に入りの風鈴だ。右が高音、左が低音でなる。
・風鈴というやつは基本的に、青銅で作られている物の方が、深く、耳に優しい良い音が鳴り響く。ガラスの方は少し甲高く、耳に刺さる音だ。一方で蒼穹に映えるのはやはりガラスで作られた方に違いない。音をとるか、見た目をとるか、悩ましい。これは永遠の課題とも言えるかも。
・また、「良い感じに鳴らす」のが難しい。中々、程よく風に揺れるというのは理想の幻想で、鳴るくらい風が吹いてたり、扇風機を当てるとずっと鳴っててうるさいし、そうじゃない時は殆ど鳴らなくて寂しいもんだ。
・でもそれで良いんだろうな。楽しみだった「風鈴を出した」という事実に引っ張られ過ぎて音を聞きたがってるけど、「鳴らす」とかじゃなくて。本来はもっとこう、風通しのいい場所に出しといたら、風が吹いた時に「今、良い風が吹きましたよ」ってさりげなく教えてくれる。それくらいのたおやかさである物なのだ。
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