2024年6月26日
やばい、KPOPにまたハマりそう。
何よりやっぱり、New Jeansがめちゃくちゃいい。なんでこんなに懐かしいの?
誰にもある普遍のノスタルジーをくすぐってくる気がする。聞いてると何故かいろんな思い出が蘇ってくる。
私の学生時代は野・山・川と、シティとはあまりに無縁の記憶だけどそんなMVとかで表現されている世界(渋谷とか明洞とか)とは全く違うはずなのに、何故か昔の思い出と結び付く。
平成一桁生まれの人に聞いてみてもらって感想を聴きたい。
とはいえダンスがすごすぎるし、衣装がめちゃくちゃいい。共通点がありながら違うスタイルの衣装が大好き。ほんとにトータルのしつらえが最高。
好きでいて恥ずかしくない。かっこいいわ。
一昨日最終回を迎えたアンメットの余韻を引きずっている。
もし自分が、「記憶をなくしてしまう主人公が、大好きな人を忘れたくない」という感情を演出するとしたらどうするだろうか。
ドラマでは、寝ている姿を涙ながらにスケッチするシーンでその感情が表現されていた。写真に撮っても、文字で書いても、それでも忘れてしまうとしたら、その光景そのものを体で覚えていられるように描く。そういう演出だった。
全体のカラーとか音楽と相まって、ほんとに素晴らしいシーンになっていた。
ドラマ全体は、サスペンス?というかヒールもちゃんと出てきてストーリーとして面白い上に、それぞれの人間の強さと弱さが繊細に表現されていて、1話ごとの切り方が程よく、毎度釘付けになった。手術シーンとかでカットを逃がす脇役の動きとか表情がいつも絶妙で、頭のてっぺんから足の先まで集中して作られていることが感じられた。
セリフもほんとに良くて、覚えたくなるような言葉が散りばめられてる。
何より、杉咲花氏がほんとに素敵。インタビュー読んだり、記者会見を見たり、現場での様子を人から聞いたりしている中で、思考の量がすごい人だなと思っていた。あれだけのことを表現できる理解力と感受性を持ち合わせていながら、周りに飲まれない強さとしなやかさ、圧倒的な人としての正しさとチャーミングさを持ち続けられているのはすごい。その人間性がお芝居に出ている。(誰やねん)
何はともあれ、丁寧に作られたエンターテイメントは、関わる作り手たちそれぞれが伝えたいメッセージを帯び、優しい迫力と説得力を放つ。令和の世にはそんなエンタメが多くなってきた気がする。(差がすごいけど)
それはきっと、いろんな思いを抱える多様な人が表現者になれる時代に、少しずつ少しずつ変わってきているからだと思う。私はこの限られた人生のなかで、どんなものを生み出せるだろう。すごいものではなくていいので、周りの人がほっとできるようなものを生み出していきたい。
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