NiziU マヤのヴィーナス ４
４ マヤのヴィーナス
コントラポストは腰を変曲点として、上半身と下半身で作くるS字曲線です。静の優美さと動の力を併せ持つポーズとして、2000年以上に渡り、美の本質的要素として捉えられてきました。
一方、マヤさんの意識する上半身内S字曲線は、上半身のなかにS字を形ち作るポーズで下半身の形は問いません。歩いていても、足を挙げていても、ダンスしていても、座っていてもよいのです。ですから多彩な場面で活躍できるわけです。
その上半身内S字曲線は優美さ、妖艶さ、上品さの表現に勝れるようです。又、上半身の捻じれは回転，発条力の潜在を示します。捻じれは３D的にBODYを多面化し、表現を豊かにできるでしょう。
さらに有利なことには、対象が全身ではなく、半身なのでカメラの寄せ撮りが適しています。顔とか眼も半身と同画面となり、その表情も精密に描写できます。マヤさんの掲げるTriple Expressionsにに最適です。いやこちらが原点でした。
そこで独創的でノイエスである、この上半身内S字曲線を開発者の名を入れ、マヤの上半身内S字曲線と呼びたいと思います。又、これは長すぎることもあり、S字曲線からイメージされるヴィーナスを使い、マヤのヴィーナスとも呼びたいとおもいます。
コントラポストとマヤのヴィーナスのS字曲線の共演は見所でしょうし、
場面場面でのそれぞれの活躍が期待されます。両者の発展を願わずにいられません。
