呼吸困難

私が恋人に求めていたことってたぶん、

お互いの綺麗な面だけで美しく愛し合うことじゃなくて、汚くて醜くて最低な面を泣きながら二人で絡ませ合う事だった。そういう面を合わせて、溶かして、出来たカルデラで冷凍うどんとか一緒に食べていたかった。でも君はきっとそうじゃないよね、恋人という関係はあくまで社会的なもので、意識的にならないと全てをさらけ出せるものでもなかった。心の距離が遠いのはまだ日数が浅くて親しくないからだと思っていたけど、本当にその距離が君にとって心地よいだけなんだよね、私が幼いからかどうかは分からないけど、私は溶け合うくらい近づいて初めて親しさとか好きを感じられる人だから、その距離が、悪気のないその自立が、1年ずっと苦しかったんだなって。ようやっと理解出来ました。
これからもずっと一緒にいたら、いつか君の心の中を覗ける日が来るのかな、でも、私はそんな長い間待つ余裕もだんだん無くなるだろうし、そもそも私に君を受け入れる技量も優しさもないから君がさらけ出そうとしないのは当然だったね。
成績をあげることばかり考えて勉強しても成績はあまり上がらないように、好かれることばかりに固執しても好かれるわけがなかった。それは分かっているけど、君の基準で世界を見るのを止められなかったです。
きのうの平野と神宮寺の発表が鮮烈に残った私の脳みそは、SixTONESの現場に平野が遊びに来てくれた夢を見た、凄く楽しくて、ファンサも貰えて、本当に楽しかったのに、その様子をインスタに投稿しようとして、君はこれを見てどう思うんだろう、って夢の中でも考えてた。もうその時点で人生の軸が になってたし、君が好きになった、「自分軸で生きる私」はもう居なくなったんだなって。

君の脈で踊りたかった。こんなにぼろぼろになった後でもそう言える。社会的に見れば私はぼろぼろになるどころか、きっと輝きを増した原石になったはずなのです。でも、私の心の中では、輝きを増したとて、それはシアンブルーの宝石で、タフィーピンクやアマランサスではなかった、その個性を愛せなくなったのが悲しかったです。だから、私の脈で歩くことにする。
シアンブルーの宝石と、カルデラで一緒に冷凍うどんを食べたい男、に君になってほしい訳では無いです。断じて。君の素晴らしい能力と、私の素晴らしい能力が、共に大切にされて大人になっていけますように、とか。君はそんなことを思わなくてもきっと人生うまく行くだろうけど、私は願ってしまいます。

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