![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89306473/rectangle_large_type_2_39c852c6d595934b9a31597686d00142.jpeg?width=1200)
膝前十字靭帯が切れたまま運動するとどうなるか
皆さん、こんにちは。Dr.ひざくんです。
前回、膝前十字靭帯損傷について、記事で解説しました。
本記事では、膝前十字靭帯が切れたままプレーすると何が起こるかについて説明したいと思います。
前回、膝前十字靭帯は、すねの骨が前に移動しないように、シートベルトとして働くと説明しました。
実は膝の中の半月板という構造物も、第2のシートベルトとしての役割を本来持っています。
もともと半月板は膝に体重がかかった際にクッションとして作用する役割が主ですが、前十字靭帯が切れたままスポーツ活動などを続けると、シートベルトとして過度な働きを要求されることになり、結果的に半月板損傷が引き起こされることになってしまいます。
半月板は一度損傷を受けると非常に治りにくく、膝の老化が一気に進むことになってしまいます。
このような事態を防ぐためには、適切な診断と、その後の治療が非常に重要になってきます。
膝の靭帯損傷に関しては、どの治療機関でも適切に診断してもらえるわけではありません。専門的な診察と治療が必要です。
靭帯や半月板損傷が放置されたまま手遅れになる寸前のところで私のところに診察に来られた患者さんもいました。
各地域でスポーツ整形外科を標榜している病院はあるかと思いますが、ホームページをしっかり見てみてください。具体的な手術の方法や、写真などを載せている病院は、ある程度信頼できるのでは思います。
次回の記事では前十字靭帯の治療法について説明したいと思います。
それではまた。
※個別相談(無料)を始めました。
ひざやケガの悩みについて、コメントを頂ければ、可能な範囲でお答えしたいと思います。