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世界芸術文化振興協会・東京芸術財団について⑧

世界芸術文化振興協会 会長半田晴久の挨拶

特定非営利活動法人世界芸術文化振興協会では、日本の伝統芸術である能楽が若い世代にも親しまれ、継承されることを願って、毎年お台場や新宿都庁前広場などで、無料公開の「東京大薪能」を開催しております。また、中国の伝統芸術である京劇や昆劇の振興にも力を入れており、日本やシドニーでの京劇公演の開催や、中国の梅蘭芳基金会への支援など、さまざまな支援活動を行なっています。そして、今回世界初の「薪能・薪京劇の競演」という、夢のような舞台を実現できたことを嬉しく思う次第です。
今回は、「楊貴妃」と「項羽」という、日本人にも大変馴染みの深い人物の物語を、能と京劇(昆劇)という、それぞれの解釈で上演いたします。京劇と昆劇は、昆劇の方が能楽と同じぐらい古いのですが、内容は京劇とほとんどかわりません。ですから、これを総称して京劇と呼ぶことをお許し下さい。そして、物語を比較すると、京劇と昆劇では、ほとんど差はなく、楊貴妃や項羽の生前のドラマを中心に描いています。ところが能では、それぞれの死後のドラマを描いているのです。ですから、京劇や昆劇と能と両方ご覧いただいて、初めて楊貴妃と項羽のドラマが完結するとも言えます。
ところで、本公演は、「中国文化フェスティバル」の一環として行われるものですが、中国と日本の演目が、お互いを補い合うような舞台になります。これは、日中友好を象徴する意味があり、誠に意義深いものではないかと存じます。
なお、能「楊貴妃」のシテは、当協会の副会長であり、重要無形文化財指定保持者でもある渡邊荀之助師。半能「項羽」は、私がシテをつとめさせて頂きます。
最後になりましたが、今回の開催にあたり、ご協力下さった関係各位に、衷心より御礼感謝申し上げます。

特定非営利活動法人 世界芸術文化振興協会
会長  半田 晴久(深見 東州)

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