【ウェディングドレス個人間のお譲り】 気をつけたいポイント その3(全3回)
前回に引き続き、ウェディングドレスの個人間のお譲りで気をつけたいポイント、特に幸せな個人間お譲りの秘訣をご紹介していきます。
‣前回の「個人間で気をつけたいポイントその2」はこちら
5.幸せな個人間取引ができたオーナー様にお伺いして分かった秘訣
当店ではファーストオーナー様から個人間で譲り受けたドレスをセカンドオーナー様から委託販売でお預かりすることも多々ございます。もちろん当店にて査定を行いますので、状態が良いものが持ち込まれるケースがほとんどです。
こういった幸福なケースの個人間取引の秘訣をセカンドオーナー様にお伺いすると、おおむね2つのパターンがございます。
まず1パターン目は「花嫁様が大切に扱っていたことが分かったから」というものです。
つまりインスタグラムなどで、ある程度ご自身の挙式までのストーリーを書き綴っており(ほとんどのケースではお顔も出していらっしゃいました)、ドレスとの出会いや、結婚式にかける暖かい想いから、お人柄がでていたというものです。ですので、「きっとこの人は信用できるだろう」という信頼感が生まれたのだそうです。
またお譲りする側としても、どんな花嫁様にドレスのバトンを繋げるのかは気になるところのようで、複数のお申し込みがあった場合は「本人のお顔が見える(お写真に写っているかどうかというより、インスタグラムの内容がきちんと血が通って見えるか、のようなニュアンスだそう)方」や、「やり取りが丁寧でレスポンスが早い方」を優先するとお聞きしております。
そしてもう一つのパターンも前のパターンに似ているのですが、「事前にドレスの状態を確認させてもらってから購入した」というものです。
こちらもやはりインスタグラムなどでお互い親近感がわいた状態からやり取りが始まり、一度会ってドレスの状態を見せてもらいたいということで、プレ花嫁様同士のオフ会のような形で、お会いしたのだそうです。
ドレスで繋がったご関係はその後も続いているそうで、こちらの花嫁様のケースはとても幸せな結果となりました。
以上の2つのパターンから考えますと、大切なドレスをお譲りする以上はある程度、しっかりとした人間関係が構築できそうか、という点を確認することが求められます。少し面倒かと思えるようなやり取りが、個人間取引を成功に導くのだと思います。
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