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ふたりが目指すもの。

結婚するにあたってふたりで考えて欲しいこと、それはどのような家庭にしたいのかということです。前回の記事で書かせていただいたことですがこれはとても重要なことです。

成り行きに任せる。成るように成る。
一歩一歩ふたりで作っていくから先なんて決められない。
どのようになるかがわからないから良いんでしょ。
色々な考え方が出てくると思います。

他人同士が家庭を築いていくということは何も特別なことではないでしょう。ですが、1/3の夫婦が離婚しているという現実があります。同じ目的や目標を持つということはやはり意味があるのではないでしょうか。

私は、企業の人材育成や組織開発をしているのですが、課題を多く抱えている企業というのは、理念や行動指針がないということが多々あります。
そのような企業の社員に働く理由を聞くと、生活のために、働くのは当たり前のことだから、特に理由はない…というような答えが返ってきます。このような社員は、会社にいる意味合いがなくなるのでいずれ辞めてしまうか、組織にぶら下がる道を辿ります。

残念ながらこれは家庭にも当てはまってしまうのです。
離婚。形骸化した家庭。仮面夫婦。組織と似ていると思いませんか?これらがクローズアップされて結婚は墓場だと表現されてしまうのです。

ふたりが作りたい家庭を言葉で表現してみてください。
そして、その家庭を目指すためにふたりがどのような関係でいるのが良いのか、ふたりで協力していくことは何なのか、ふたりが望むことは何か、を話し合ってみてください。ポイントは、主語をふたりにして、できるだけ細かく話すことです。

例えば、「家族の時間を大切にする家庭」をつくっていくと決めたなら、そのためにふたりがすることを決めます。「家族の時間を大切にする家庭」をつくるために、ふたりは(○○)について(△△)する。と考えます。(○○)の部分と(△△)の部分を話し合ってください。

例えば…
①ふたりは(食生活)について(一緒に食べる時間を大切にします)、(週末はふたりで外食します)、(月に1回は思い出の旅行先での料理を一緒につくります)などなど。

②ふたりは(時間)について(同じ趣味を持ち一緒にいる時間を増やします)、(何でも話し会える機会を一日の中に作ります)、(お互いの時間を持つことも尊重します)などなど。

これらの他に、住環境、お金、親戚付き合い、子供、喧嘩、結婚式、家族イベント、etc…理想とする家庭を築くためにふたりができること、努力することを話し合ってください。この話し合うということ自体がとても大切なのです。

ちょっと古いですが、one team。とことん話し合わなければone teamになるのは難しいです。とことんとことん話し合ってみてください。

今回も最後までお読みいただき誠にありがとうございます。
次回もよろしくお願いします!


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