ゲームボーイ
ツイッターでゲームボーイがトレンド入りしていたので、懐かしくなってブログに記すことにした。
33年前、小学校4年だった自分はファミコンを買ってもらえなかった。
同級生たちはほとんどが持っていたのに。
買ってもらえなかった理由は、我が家にはテレビが一台しかなかったことと、ファミコンをつなげてゲームをやるとテレビが壊れるという都市伝説的なことを親が信じていたから笑
そんなわけでソフトは2つ持っていたが、本体の購入は叶わない状態だった。
ちなみに持っていたソフトはスーパーマリオブラザーズとポケットザウルス十王剣の謎。
スーパーマリオは貸したらそのままパクられて、十王剣は今でも実家にある。
ゲームボーイのCMを初めて見た時に子ども心に衝撃が走った。
テレビにつなげなくてもゲームができる。
しかも、ゲームウォッチと違ってソフトを差し替えれば、いろんなゲームを楽しめる。
欲しい!何が何でも欲しい!
そう思った望月少年はお金を貯めることを決意。
まったくの余談だが、お金を貯めるという経験はこれが最初で最後だと思う。
そして、定価は1万2800円と記憶していたのだが、調べてみたら1万2500円らしい。
小学生だった自分に1万を超える金額はかなりの大金。
そこで考え付いたのが、妹と弟も巻き込んでお金を貯めること。
半ば強引に2人を説得しお金を出してもらうことに成功。
当然、言い出しっぺで長兄でもある自分は最も多く出した。
記憶によると自分が7千円、妹が3千円、弟が2千800円、だった。
定価ぴったりにしたはずなので、弟は2千500円となる訳だが。
発売日までに、やっぱりいらないかもと言い出す妹や弟を何とかなだめて、無事に発売日を迎える。
平日だったので、学校が終わったら即座に家に帰り、母親に車を出してもらい今は無き西友へ。
当時はゲームショップで購入という発想が無く、デパートだった。
発売日にも関わらずお客さんもおらず、スムーズに入手できた。
今にして思うと、ファミコン全盛期の時に携帯ゲーム機なんて注目されていなかったのかもしれない。
しかしここで重大なことに気付く。
本体のことに集中するあまり、ソフトのことが一切抜けていた。
そう、店頭に来て本体を目の前に用意してもらうまで、そのことがまったく頭に無かったのだ。店員にソフトはどうするかと聞かれれば、その場で当然「あれ・・・?」となる。
母親が仕方なしに財布からお金を出してソフトを買ってくれる。
こうなることは最初から予測していたのだろう。
購入したソフトはスーパーマリオランド。
やっぱ基本はマリオだよな、と今でも思う。
それと、ここで消費税のことも頭から抜けていたと記憶しているのだが、先述した金額は税込みらしい。
30年以上も前の記憶だけにかなり曖昧だ。
何にしても無事に念願のゲームボーイをゲット。
電池をセットして、カセット差していざプレイ。
小さい画面の中でもせわしなく動くキャラクター。
親父がテレビを見るとか言ってジャマもされない。
こんな画期的なゲーム遊びがあるだろうか?
自分としては、本当に良い意味でのショックを受けた。
ゲームをしている時、音はすべてイヤホンで聞いていた。
どうゆう訳だか、兄弟みんなでイヤホンをしないと音が聞けないと思っていた。
なので取り合いになると、とりあえずイヤホンを隠してゲームをできなくする、という嫌がらせも横行したのだ笑
親戚の家に持って行ったところ、親戚の兄貴がスピーカーから音を出して楽しんでいるのを見て、これでも遊べるんだと思ったのを覚えている。
実に微笑ましい少年時代だった。
あれから携帯ゲーム機の進化はすさまじい。
ゲームボーイカラーで出た時の、本当にカラーだ!って驚いたのは良い思い出。
ニンテンドーDSもかなりの人気商品になった。
中でも初代ゲームボーイ並に衝撃を受けたのが、PSPだった。
ファイナルファンタジー7クライシスコアをプレイしたのだが、オープニングがまるで映画のよう、そしてキャラクターがしゃべるしゃべる。
携帯ゲーム機もここまで来たか、と。
今はスマホのゲームにユーザーを取られているっぽいけど、それでもニンテンドースイッチがある。
高校を卒業したあたりからゲームをやらなくなってしまったけど、それでもゲームの思い出は永遠だ。
ニンテンドースイッチライトでも購入してみようかな。
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