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【noteはじめます】僕がベルギーに来るまで


こんにちは。
ベルギーの高校に留学中のけんけん(18)です。
奈良県出身で、とある高専で建築を学んでいます。

noteを始めた理由

自分のベルギーでの特別な体験を少しでも多くの人に共有したいなと思い、noteを始めました。(とある高専の先輩で同じく留学中の先輩に勧められたことも大きな理由です。)
また、「高専に興味がある」、「ヨーロッパ留学がしたい!」と考えていても情報が少なくて困っているという人たちの少しでも助けになれれば良いなという思いで高専や留学に関する情報も発信していきます。


自己紹介(なんで今ベルギーにいるのか)

今回は初めましてということで、簡単に自己紹介をさせてもらいます。

建築を志したきっかけとなる二つの実体験

奈良県のちょうど良いぐらいの田舎に生まれた私は、小学校の頃毎日電車で通学していました。その街には特にパッとしたものはなく、有名なのはスポーツが強いということぐらいでした。私が小学校5年生の頃のある日、毎日利用していた駅前の広場が、世界的なデザイナーによってリニューアルされました。それまでがらんとしていて人々は歩いて通過するだけだったような通学路の一部が、大きなトランポリンやすりばち、遊具を備えた当時の私にとっては最高の遊び場に変わりました。そして毎週のようにイベントが開催されるようになり、一気に賑わいが生まれました。友達と遊ぶ時の集合場所も必ずそこになりました。まさにデザインの仕事が、建築の仕事が街を変えた瞬間でした。小学生ながら感動していたのを覚えています。

そして僕の情熱が確信に変わったのはコロナ禍で父と庭にウッドデッキを作ったことです。急に学校が休校になったあの時からもう四年半も経って今ベルギーにいるなんて、人生良い意味で先が読めないし、ぼーっとしてる暇なんて無いですね。とにかく暇で時間を持て余していた僕は父の発案でコロナの一律給付金を使って庭にウッドデッキを作ることにしました。毎日のように木材やペンキを買いに父とホームセンターに出向きました。基礎を作り、土台の柱をたて、天板をつけて柵を立てて、ペンキを塗り、と毎日少しずつ作業を進めました。そしてちょうど自粛期間が終わるぐらいの頃に完成しました。朝は近所の友達と公園でランニングをし、昼間は父と作業をする、そんな毎日は本当に楽しかったです。本当に父親に感謝しています。そしてその時僕は将来デザインに関わる仕事がしたいという確信が生まれました。

高専入学

デザインに興味を持った中学生の僕は早くそれを勉強したいとうずうずしていました。そんな時に情報を漁っていたところ、父の影響で存在は知っていた高専という学校にデザイン系とも言える建築学科があることを知りました。奈良県の高専に建築学科はなかったため「これだ!!」と閃いた僕はすぐに両親に相談し、承諾をもらい県外の高専に親元を離れて進学することになりました。(高専受験に関するnoteも後日アップします。)

高専に入って急に留学したくなる

高専に入ってからは、寮生活をしながら毎日本当に自由で充実した生活を送ってきました。また自由なだけでなく、高校生の年齢でありながら学会に参加させてもらったり、設計事務所にインターンシップに行かせてもらったりと、本当普通の高校ではできない体験ができています。高専1年のある日、世界史の授業で担当の先生が高校留学について1時間熱く語ってくれました。その先生も高校の頃にアメリカに留学していたそうで、僕はその話に心から感銘を受けました。ましてや5年制で一般的な大学受験のない高専は留学はしやすい環境でした。僕は基本的に影響を受けやすいのかもしれませんが、留学に行きたい!となるや否や、情報を集めまくり両親にも相談してみました。両親からは「高専の勉強が安定してからにしなさい」というご最もなアドバイスをもらい、高専二年次の春に長期留学を応募して、高専三年の夏に渡航する計画を立てました。

ベルギーに来る現在まで

計画を立ててからというもの、僕はとりあえず英語を勉強しました。普通は編入試験対策で3年や4年で受けるtoeicを1年の冬から始めました。英語のユーチューブを見まくったりしたおかげか、高専2年の夏にフィリピンに研修に行った際は日常会話程度は滞りなくできるようになりました。
先ほど書いた計画通り、2年の春にAFSでの高校生交換留学に応募しました。応募した国は憧れだったヨーロッパの中心ベルギーで、運良く第一希望合格で奨学金も獲得して、今年の8月に無事に渡航することができました。

今回はベルギーにくるまでと簡単な自己紹介させてもらいました。すでにベルギーに来てから3ヶ月が経過しているので、これからベルギーでの体験を順次書いていきます。それではまたお会いしましょう。


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