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【高校生インターンのすゝめ】17歳でランドスケープの事務所へインターンシップに行って将来の夢を見つけた話
こんにちは!現在高専の建築学科を休学してベルギーに留学中のけんけんです。僕は昨年の春休み、高専2年の17歳でインターンシップに参加しました。「インターンなんて就活前の大学生がすることでしょ?」「専門的なスキルもないのに何もできないのでは?」と思っている方が多いと思いますが、むしろ高校生や高専の低学年、何なら中学生でもインターンに行くべきです!通常高専では4年の夏にインターンに行くのですが、今回は僕の経験をもとに、低学年のうちからインターンに行くべきと思った理由を書いていきます。
そもそもインターンとは
この記事を読んでいる高校生や中学生の人のためにインターンとは何か説明すると、簡単にいうと社会に出る前の学生が企業などで就業体験をすることを言います。多くの大学生や高専生は就職前に自分が興味があり専門に関連する特徴を持った企業に適性があるか確かめるために行います。
僕がインターンに行った背景
僕の場合は高専の2年が終わったタイミングだったので、もちろん専門的なスキルもなければ、就職を見据えているわけでもありませんでした。ただ高専の先生に「こんな分野に興味がある」と話しただけで、「それならここの事務所にインターンに行ってきては?」と勧められるがままに行くことになったのでした。つまり僕は興味持ちたての分野の最先端に17歳の青二才がいきなり突っ込んでいくというかなり無茶なことをしたのです。
具体的に何をしたのか
僕は建築学科の先生の知り合いがいる、とあるランドスケープデザインの事務所で2週間インターンをしました。上級生や大学生のように専門的な知識もない上、バイトも長期休みに数回したことがあるぐらいで社会経験のなかった17歳の僕は初めものすごく緊張していました。電車で1時間かけて都会のビルに出勤し、具体的な内容は言えませんが、17歳の自分でもできるパワーポイント資料の修正や音声の文字起こしなどをさせてもらいました。それだけでなく、その会社がデザインした広場に連れて行ってもらったり、工事現場の見学、さらにはデザインの打ち合わせの様子までご厚意で見せていただきました。また、その会社が設計をし指定管理をしている公園にも週末の2日間出向き地域の方々とイベントの運営のお手伝いもしました。
学校でできない学び
とにかく感じたことが、実務の現場では学校でできない学びが溢れているということです。高専で勉強していてどんな建物や公園、広場も誰かがデザインしているんだと言うことは知っていましたが、インターンに行ったことでそれをどんな人たちがどんな風に働いて出来上がっているのかとリアリティーを目の当たりにすることができ、感動しました。学校では教えてもらえないような、そんなことまで考えて設計しているのかと言う驚きと学びで溢れていました。
オフィスの方々とのコネクション
事務所の方には忙しい中にも関わらず本当に親切にしていただきました。17歳の自分でもできる仕事を振ってくださったのはもちろん、17歳だからと舐めずに専門的な難しいプロジェクトの話まで丁寧に教えてくださいました。また毎日のようにお昼ご飯に連れて行ってもらってたくさん話を聞いてもらえました。一番びっくりだったのは最終日に事務所の代表の方と夕食をご一緒させて頂いたことです。事務所を立ち上げた背景やランドスケープとは何か、言ってはいけないような秘密の話まで僕を子供扱いせずに気さくに話してくださいました。
若いからこそ扉は開かれている
僕は17歳という年齢で行ったこともあり、驚かれながらも暖かく歓迎してもらえました。代表の方とお会いして長い時間お話しできたこともそうですが、若い学生のうちでないとなかなか難しいような体験をさせていただきました。若いからこそ扉は開いていると思いました。知識やスキル、経験はなくても、興味だけは強くあったので大人の人たちが本気になって魅力を伝えてくださいました。まだ自分も18歳で扉は開かれているので、若いうちに色々な挑戦をしようと思います。
高校生こそインターンに行こう!
僕はこのインターンを通して何となく興味があっただけの分野にどっぷりとハマりました。「自分がやりたいことはこれだ!」と早い段階で決められたのもインターンに行ったことがきっかけです。夢があれば目標もできるし、モチベーションも高まります。今日本では、小中学生や高校生といった若い世代が自分の将来像を描きにくい時代と言われています。もちろん今回僕がインターンに参加させてもらえたのは、先生のコネクションや事務所の方々のご厚意があったことは間違いありませんが、「やりたいことを見つけるため」の小中高生のインターンシップがこれからどんどん普及して行っても良いのではないでしょうか。そしてこれを読んでくれた高校生や高専生のみなさんもどんどん挑戦して自分で道を切り開いていって欲しいです。学校での学びは誰もが受けられますが、社会での学びはきっと自分だけの強みになりますよ!!
最後までお読みいただきありがとうございました。感想、質問などございましたらお気軽にコメントにお書きください!