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上高地の旅2024

松本で一泊して、翌朝早くに上高地へ。
早朝5:30の高速バス。
松本バスターミナルは駅前で、泊まっていた東横インの目の前。
横断歩道を渡ればすぐなので数秒で着けちゃいます。便利。

アルピコ交通のナショナルパークライナー上高地行き。
中国系かな、外国人が多い印象でした。

ナショナルパークライナー

上高地へ行くにはマイカー規制があるのでバスかタクシーを利用しないといけません。

時刻通り朝7:00に上高地バスターミナルに到着。
この時はちょっと曇天だったけど、もう空気が美味しい!森林浴。 

早朝のバスターミナル

着いたら大きい荷物を預けます。こういうサービスがあるのも便利。
トレッキングの前に朝ごはん。
早朝でもバスターミナルの上高地食堂はやっています。
私は前日に食べた山菜が美味しかったので山菜きのこ蕎麦に。

早朝からやってる。ありがたい
山菜美味しい
インフォメーションセンター

インフォメーションセンターの前にも湧水が汲める場所がありました。

岩から蛇口

上高地といえば、とりあえずここ、な河童橋。
朝はまだちょっと雲が多かったけど、人は思ったほど多くない。
河童橋のところにライブカメラがあるので行く前に時々チェックしていたんだけど、日によってはすごい人出で。

河童橋。この時間はまだ雲多め

河童橋からもさほど遠くない岳沢湿原の方へ行ってから9:00から予約してあった白樺荘の60分のネイチャーガイドツアーへ。
この日は私たちだけだったので、貸切ガイドで年配のガイドさんでした。

上高地の山や梓川の事、植物や自然に関して色々話をしてくださって
女子(といってもアラフィフ2人)だったせいか
ガイドさんが沢山写真も撮ってくれました笑
河童橋から梓川の方に降りて、小梨平キャンプ場のあたりまでガイドしてくれました。

梓川の水がこれほど水色に綺麗に見えるのは、川底が花崗岩(墓石などにも使われるごま塩模様の石)が砕けて白く砂状になったものだからだそう。

すごい透明感
水草も綺麗
カツラの葉。落葉する時甘い香りがする。

こんなフォトスポットも。
黄色の絨毯はカラマツが落葉したもの。
カラマツは日本産で唯一落葉する針葉樹。

本当に絵みたいな世界

小梨平でガイドさんと別れ、明神池を目指します。
遊歩道は整備されて歩きやすいのでトレッキングシューズじゃなくスニーカーの人達もいました。
そういう手軽さで大自然を味わえるところも上高地が人気な理由なんでしょうね。

途中日本猿の群れに遭遇しました。
子ザルなんかもいて可愛い。
ガイドさんからは猿に会ったら目を合わせないように注意されていたので
素知らぬふりしていましたが猿も慣れているのかすぐ横を普通に歩いてる。

近い
なんか食べてる

猿たちは梓川の河川敷を目指していて数十頭の群れでみんな何か食べていた。何食べてるんだろう。
と思って調べてみたところ、水草や川虫なんかを食べているらしいのですが、なんと数年前に上高地の猿たちが川で魚を捕って食べている事が確認されたそうです。

明神に到着
明神橋。目の前に明神岳。
穂髙神社奥宮

境内にあるのが明神池。
明神岳からの湧水がたまってできた池で、常に伏流水が湧き出ているため、冬でも全面凍結しないそうです。
10月には明神池お船祭りという例大祭が行われます。

この辺りは外国人も多数で、トイレ待ちをしている時に前に並んでいる女性達のお顔立ちと言語が気になる。どこのお国の方なんだろうねと友達と話していて、友達は留学経験もあり英語が堪能なので話しかけてみたところ、イスラエルから来た方々でヘブライ語でした。
日本人でも上高地に来た事ない人の方が多いのに、遠く外国から長野の山奥にある上高地にいらっしゃるんだなぁ。
彼女達は日本人ガイドさんとご一緒でマナーもいいし問題ないのですが、白樺荘のネイチャーガイドさんも仰ってましたが最近はオーバーツーリズムだと。休日は遊歩道も人で溢れかえっていると。
確かに上高地はマイカー規制をしているので、人数の制限をしようと思えばできるんですよね。
世論的に言われている事ですが外国人向けの二重価格を導入してもいいと思う。
あと(日本人かもしれませんが)ゴミが落ちている場所もありました。
日本の美しい自然を守るためにも対策は必要だと感じました。

上高地の山案内人だった上條嘉門次の嘉門次小屋でイワナの塩焼きを。

頭から尻尾まで丸ごと食べられます

梓川右岸を通って河童橋へ戻ります。
左岸に比べて右岸の方が階段だったり多少高低差があります。

カラマツの黄葉が美しい

上高地は黄葉でなく紅葉している木は多くないのですが
紅葉がきれいな場所もありました。

イワナ?もいました

岳沢湿原。
上高地は本当に水が豊富で綺麗。

岳沢湿原

お昼過ぎに河童橋へ戻ってくると、雲が晴れてきて山々が見えました!
上高地は実際に行くまで梓川から山まではそこそこ距離があると思っていたのですが、急に山が始まるというか山が本当にすぐそば、です。 

これぞ上高地な風景

朝は雲で見えなかった焼岳も見えました~

焼岳は活火山

お昼の河童橋は朝に比べてすごい人でした。お昼前のバスで来る人達が多いのかな。

五千尺キッチンでお昼ご飯。
友達と山賊焼き定食が食べたいけど量が多そうだね、ってことで
定食(山賊焼きが二枚)とご飯とお味噌汁を単品で頼んでシェアしました。
女性二人にはその量でちょうどよかったです。
山賊焼きは長野中信地方のご当地グルメでニンニクのきいた鳥の唐揚げ。

こんな風景を見ながら食べられる。贅沢。
山賊焼定食

昼食の後は別腹でトワサンクでアップルパイ。
信州産ふじりんご100%。アップルパイには紅茶派です。

りんごぎっしり

お土産に夫へクラフトビールやら、職場にクッキーなども。
稜線バタークッキーは1枚あたり10円が登山道などの整備に使われるという寄付付き商品。2023年だけで400万の寄付が集まったそうです。
こういうの素晴らしい試み。

14:30発新宿行のバスに乗る為バスターミナルへ戻ります。
座席は指定で独立した3列のシート。
フットレストもあり快適でしたが、私は背が高いのであとちょっと足を伸ばせると嬉しい。
ここで何やら発車前に係員さんが揉めている。
予約で満席だったのですが、中国系のご夫婦かな、と小さなお子さん連れが大人2人でしか席を予約していなかったようで、抱っこでは安全上乗車できません、との事でバスから降ろされていました。
あの後どうやって新宿まで戻ったんだろう…松本行バスとあずさかな。
途中上諏訪SAでの休憩の際に運転手さんから「匂いのする食べ物は迷惑になるのでバス車内に持ち込みしないように」とアナウンスがあったのですが
私の斜め前のこれまた中国系の男性がたこ焼きを買ってきていてすかさず運転手さんに「匂いのする食べ物は迷惑です、しまって下さい」と言われ食べずにしまっていました。
この一連のやり取りをみてアルピコ交通さんなかなか毅然とした態度で強気だわ、でも日本人もこのくらい言った方がいいのかも、と思いました。
中国からは以前は団体旅行だったのが個人旅行で来る人が多くなってトラブルも多いんでしょうね。
バス内のアナウンスは日本語だったので匂いのする食べ物云々に関してはわからなかったのかぁとも思うので英語なりのアナウンスも必要かも。

途中渋滞で予定より少し遅れてバスタ新宿へ到着。
上高地の大自然から新宿の喧騒のギャップがすごい。
夕飯に友達とベトナム料理を食べて駅で解散しました。
友達から旅の途中地元鹿児島の話を沢山聞いたので俄然鹿児島にも行きたくなってきました。

松本、上高地と一泊二日とは思えない充実度の旅でした。
松本はそう遠くないし行こうと思えば日帰りで行けるからまた行きたい。
上高地は今回は上流の明神池コースだったので、今度は下流の田代池のほうに山々に残雪が残る新緑の季節なんかにも行ってみたい。


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