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順風満帆だったワタシが突然仕事を辞めた話。③

もえぴです。

前回の続きです。

③心療内科

仕事をすることが
どんどんしんどく感じてきた私。
でも、
虐められてるわけではないし
何か大きなミスをした訳でもない。
辞めるには理由がちっぽけだと思い、
なんとか3年頑張ろうという
その気持ちだけで
職場に行く毎日を送っていました。

そんな中、夏季休暇を使って実家に帰りました。
年末以来だったので、
親に会うのは8ヶ月ぶりでした。
弱音を吐くのは嫌なタイプなので、
仕事の話は詳しくしませんでした。

夏季休暇が明け、
また仕事が始まりました。
やはり、しんどい気持ちは変わらずでした。
職場のカウンセラー的な人に
話を聞いてもらったりもしましたが、
自分にとって「そうじゃない」答えばかりで
気持ちが晴れることはなく。

夜眠れないことも増えてきて、
藁にもすがる思いで心療内科を受診しました。
「誰かに話を聞いて欲しい。助けてほしい。」
そう、正直に言えたら良かったのですが、
天邪鬼な私は素直に言えませんでした。
初診の問診票には
「発達障害傾向があって
話を聞くのが苦手だから相談したい」
と本題とは別の内容を書きました。
まずは、この話題から。
慣れてきたら本題について話そう。
そう思ったのです。
待合室では、鬱のスクリーニングらしきものも書きました。
診察室に入ると、
医師にいろいろ聞かれました。
今までのこと、仕事のこと、生活のこと……
そこでさらっと
「そこまで寝れてなかったり食べれてなかったりはしてないのでうつとかではなさそうですね〜」
の一言。
わたしはこの一言でシャッターを閉め
全てを諦めました。
今思うと、当たり前の対応なんだと思います。
話を聞くのが苦手、という主訴なんですから。
ですが、当時の私は余裕がなく、
「私のことは誰にもわかってもらえない」
という思考になってしまいました。
結局、発達障害の検査の予約をして
初回の診察は終えました。
帰りの電車では、
「私のことは誰にもわからないなら自分でどうにかしなくちゃ」
と、誰のことも信用できなくなっていました。

実は、この話は誰にもしたことがなく、
今初めてアウトプットしています。
そして、自分がやったことのチグハグさに
気がつきました。
カウンセラーさんにも
心療内科の医師にも
自分の気持ちを
上手に素直に伝える事が出来ていたら
もしかしたら違う気持ちになっていたかもしれません。
でも、簡単なことではなくて。
自分でもなんでこんなに苦しいのか
分からなかったんです。
自分の気持ちに鈍感で、
気持ちを言葉にすることが苦手なことを
痛感しました。
誰かと話す時も
相手から見た自分にふさわしい言葉を選んで話していたのかもしれません。
それを自分の内からでた言葉と誤認してしまっていたかもしれません。
今は心も身体も元気に過ごしていますが、
知らず知らずのうちに
自分を騙して苦しめているかもしれないので、
自分の心と正直に向き合う時間を
定期的に作ろうと思います。

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