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Wi-Fiってどんな電波が飛んでるの?

はじめに

家の中でもホテルでも、どこでWi-Fiの電波が飛んでますが、
そもそもWi-Fiの電波って何?

簡単に調べた

昔は電波を使ったーモールス信号でした、つまり電波のON/OFFで1ビットのデータを送信していた。AMってことです。
実は今でもAMです。電波の強度を例えば4段階とか8段階に切り替えて情報送っています。
さらに、デジタルデータの送信では四位相偏移変調 (QPSK)を使っています。電波の位相を下図のように4通りのデジタルデータ(00,01,10,11)に合わせて切り替えています。(回路は略)

wikiから

これでいいのでは?と思うが、このままでは、送信周波数近辺のみなので(2.4GHzだと電子レンジとかからの)ノイズに弱い、ノイズに対抗するには送信パワーを上げる。となります。
では次に、直接スペクトラム拡散(DSS)という技術を使っています。送信周波数の前後に11個の送信周波数(サブキャリア)を設定して、高速にきりかえる技術です。

11個の周波数を「どれを組み合わせて使ったらメリットがあるのか?」これにはバーカーコードを用いるのが良いのでしょう。前後のコードの依存性が最小になるコードです。
11ですと
+1 +1 +1 -1 -1 -1 +1 -1 -1 +1 -1
がバーカーコード

昔のwi-fi(IEEE 802.11b)ではさらに、CCK変調という技術が使われていました。(今も一部は使われているかも)
CCK変調とは、どのサブキャリアを使っているか?にも情報を載せる方式です。CCKは8個のサブキャリアですよね?下位2bitでQPSKをやって、上位6ビットの情報はどの周波数にデータが載ってるかで送信する。
バーカーコードからズレるので雑音には弱くなる。(802.11bは、そうでしたよね。)

では今のWi-Fiは?
今のWi-Fiは出力を8段階、位相を8段階、64通りのデータ(電波)を一度に送信しています。もちろんサブキャリアに分割してます。
これが、64QAM

所感

ノイズ、混信、情報理論・・・
レーダーの電波もそうですが、ステルス機って本当にレーダーに映りにくいの?
これも神話、、、これ以上は、、

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