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たかが肛門腺、されど肛門腺
今回は肛門腺について詳しくお話していこうと思います😊
皆様、肛門腺って知っていますか?犬に肛門腺があるのは有名かもしれませんが、実は猫にも肛門腺があります。
なんとなくは知っているけれど、詳しくは知らない人が多いのではないでしょうか☺️
犬も猫も肛門腺から分泌された液体は肛門嚢という袋に溜まります。そしてそれが通常は排便の際に外に押し出されます💩
肛門嚢の位置は図の通りで肛門の4時と8時の位置にあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1730809782-04g2L5jparFNStEz8AmY9cBD.png?width=1200)
肛門腺の絞り方は、この4時と8時の位置を人差し指と親指を使って上に押し上げるようにぎゅっとつまみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1730814329-odO2I1trSEsNvCKaTJX6nwhZ.png?width=1200)
※肛門腺絞りは、お風呂場などで行うか、ティッシュを当てて行うかしないと結構遠くにぴゅっと飛びますし、臭いが独特なのでお気をつけください。
●小型犬
小型犬は排便の際に肛門腺からの分泌液が出せない子が多いため、1ヶ月に1回絞ってあげる必要があります。トリミング時に絞ってくれるところがほとんどなのですが、トリミングの頻度によっては家や病院で絞らないといけないことも多いです☺️
●大型犬、猫
大型犬や猫は排便の際に肛門腺も一緒に出せる子がほとんどです。
⚠️注意事項⚠️
犬も猫も若い時はサラサラの肛門腺からの分泌液が貯まるため、そこまで問題になることはないのですが、歳をとるに従って、分泌液がドロドロになったり粒々になったり…ひどい子だと粘土のように固くなったりします。
そうなってくると、外から絞るのはかなり難しくなってきます。肛門腺分泌液の粒々などが肛門嚢の出口に詰まるためです。
その場合は病院にて中絞りが必要になってきますので、出にくいとトリミングで言われたり、家で絞って出る量が少なくなった、又はお尻を気にしたり床に擦り付けたりする行動がみられた場合は、動物病院に行きましょう👌
☝️もし上記の性状の肛門腺からの分泌液を放置してしまったら・・・☝️
肛門嚢に分泌液が溜まりすぎて、肛門嚢が破裂してしまうことがあります。
破裂してしまうと治るまでかなりの痛みが伴うのと、長いエリザベスカラー生活となってしまいますので、1ヶ月に1回しっかり絞っていきましょうね🍀
皆様、日常ケアをしっかりすることでワンニャン快適ライフを楽しく過ごしていきましょう😊