SAOと僕の現在地 ープログレッシブ妄想ー

本日、2024年11月7日は、ソードアート・オンラインがクリアされる日だ。
僕の大好きなコンテンツ、オタク人生の入り口になったともいえるこの作品の節目の日に、僕とSAOのこれまでについてそしてプログレッシブ編の勝手な考察について、書いておこうと思う。
もちろん、個人的な話ばかりになる。

SAOに初めて触れたのは、10か11歳のときだった。家にラノベがあったのだ。父が買って置いていたのだと記憶している。家にある本は全て読んでいたので、読んだ。面白くて、ハマった。そうして単行本を追い続けてもう10年ほどになる。もう、SAOとともにある人生の方が長くなったのではないか、と思うとしみじみと感慨深い。
これまで、キリトの振る舞いがふさわしくないとか、キャラ造型や展開の不自然さとか、いろいろ思ってきたりもしたが、今となってはもう、どんな内容であっても共に歩んで未来を見届けたい、という見守るような、寄り添うような気持ちを持っている。

アニメは、初期のものは通しては見ていない。アリシゼーション編は、すべて見た。基本的に単行本厨(Webの頃は読んでいないので原作厨とはいわない)なのだが、アニメ化は基本的には単行本に忠実といえ、良いものだった。特にアリシゼーション編は映像効果も、素晴らしかった。

そして現在展開しているユナイタル・リング編も追いかけているが、同時に進行しているプログレッシブ編が、映画展開も含めて好きである。特に劇場版プログレッシブの一作目『星なき夜のアリア』はとても完成度が高いと思う。原作になかったミトという新キャラを重要キャラとして登場させつつも、原作に大きくは矛盾しないような展開に収めている脚本が鮮やかだ。Lisa×AYASEの『往け』の感情揺さぶり力も合わせて、めっちゃ泣いてしまったことを覚えている。人生でいちばん泣いた映画って、実はこれだ。

だが二作目の『昏き夕闇のスケルツォ』は、正直微妙だった。そもそもエルフ戦争編をスキップしている時点でプログレッシブの映画としてどうかと思うし、五層攻略のカギであるナタクが登場しないのも非常に不満だ。ミトを重視するあまりプログレッシブ原作の良さがなくなってしまっている。アルゴの存在感も、薄かった気がする。

ミトといえば、ユナイタル・リング編で登場したことが大きな衝撃でもあった。アインクラッド最強の縫製師、アシュレイの名前で活躍していたのだった。このクロスオーバー感は、作品を超えたSAO世界の有機的なつながりを感じられて、とてもアツい。でもさすがに、映画のミトとは設定が違うらしい。この微妙な操作感も、逆におもしろい。

プログレッシブで気になっていることといえば、細かいことだが、7層時点のアスナのスキル構成だ。現在本を参照できないので記憶違いがあったら申し訳ないのだが、レベル20時点でスキルスロットは5個、〈カレス・オーの水晶瓶〉を含めて実質6個だ。確定しているスキルは〈細剣〉、〈軽金属装備〉、〈疾走〉、〈裁縫〉の4つである。残り2つが、謎である。僕はここに、〈料理〉が含まれていると考えているのだが。1巻で完全習得していたことや、数々の匂わせ描写を考えると、料理スキルを取得しているがキリトには隠している、と考えられるのだ。

アスナのスキルの謎といえば、もう一つある。マイナー武器である〈両手用突撃槍〉の、キリトによれば熟練度150程度と推定されるソードスキルを使用していたことだ。武器スキルを二系統も育てているとは考えにくいので、かなり謎の事態ではある。
僕はこれを、〈カレス・オーの水晶瓶〉によるスキル入れ替えの結果なのではないか、と予想している。つまり、瓶を介して他人と習得スキルをやり取りできるのでないか、それでダークエルフ兵士の槍スキルを一時的に習得して使用していたのではないか、という大胆な予想だ。
書いて思ったけど、それだったら、瓶、便利すぎるな。実際、どうなんだろうか。

さらにプログレッシブのスキルといえば、〈武器防御〉が出てこないのが気になっている。盾持ちじゃないタンク職には必須スキルだと思われるし、最終的にはキリトが完全習得している3つのうちの1つなので、もう取得していてもおかしくないと思うのだが。もしかして、忘れられているのだろうか。

まあ勝手なことを書いてきたが、こんな勝手なことでも書きたくなるほど、とにかく大好きなコンテンツである。追い続けて、この未来を、見届けたい。

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