ただの店舗散策です
ただのつぶやきです
スーパーへ行く楽しみに、自分が狙っている商品に、割引シールが貼られているか、どうかを確認することがあります。
以前、妻がお目当ての商品に半額シールが貼られているを見て、今晩のおかずにきめたのですが、賞味期限を見ると、すでに切れていました。
店員に商品をもって、そのことを告げると、反対に『酷い悪態をつかれた』と嘆いていました。
食品衛生法では、賞味期限切れの販売は違法ではないと記憶していますが、店舗の商品管理に問題があるのではないかと疑ってしまいます。
賞味期限切れの商品販売は,要告知方式だと思っていましたので、通常棚に陳列されていては、首を傾げます。
「安くしてあげているのに、文句言って」妻からすれば、文句言っているわけではなく、「大丈夫ですか?」という気持ちで、わざわざ知らせているのに、その対応に呆れたのです。
別の日には、今度はわたしが見つけて、黙って、それを渡しました。
「あら、ごめんなさい」と妙に明るい声で言われた。今回は、賞味期限ではなく、消費期限だったので、これは食品衛生法に抵触する恐れがあるので、笑顔での対応は、品質管理が従業員に徹底されていないのではないかと思えた。
それ以来、そのスーパーへ足を運ぶことはなかった。
今度は県外のスーパーで、消費期限が明らかに切れた商品を見つけた。
わたしも以前、商品管理の仕事についていたことがあったので、これにはびっくりした。多分、廃棄商品が混在したのだろう。それを、未然に防ぐ方法はマニュアル化されているので、全くのヒューマン・エラーだと思える。
わたしは、担当者にその商品を黙って手渡した。はじめ何事かと思っていたが、わたしの指差しに気づいて、悔しそうな顔で、頭を下げた。そして、そのまま、バックヤードに戻っていった。
わたしは、暫くその場を離れて、再びその近くにやってきた。
すると、その担当者が、別の店員に、該当商品をすべて引き揚げさせていた。そして、割引シールを貼る前に、すべての商品の賞味期限をチェックをしたか、どうかを確かめていた。割引該当商品の個数はコンピュターで管理されているので、個数だけにチェックを入れたのか?
総在庫数の確認チェックがされていなければ、混入商品の発見は、遅れてしまう可能性が出てくる。
わたしは、商品管理責任者の悔しそうな顔を思い出すと、この店は安心できると思った。仕事に真摯な姿勢は、見せかけの言葉より、黙って現実を受け入れる顔に表れる。
そんな時の顔は
「やっぱ、いいなぁ」