「生成AI=部分トレパク」、「人間の手書きの部分トレパクも合法に」規制緩和にすべき。
「生成AIの過剰な法規制はよくない」という言葉を目にするけど
じゃあ逆に、逆転の発想で、「人間もトレパクをやってもよい」ことにしよう、規制緩和だ、ということにすれば、この生成AIの議論は整理できると思う。
例えば、手書き絵師が「このアニメの絵の線を上からなぞって書こう!いいぞ!こりゃ楽ちんだ!」となるでしょう。
生成AIは「トレパク合法」、人間の手書き絵師は「トレパク違法」、これはいくらなんでも「不公平」でしょう。
これで「手書き絵師は廃業」なんて言われたら、そりゃ手書き絵師は怒りますよ。
生成AIユーザーの人も、「人間の手書き絵師のトレパクも合法に法改正で変える」で良いか?か悪いか?そう考えると、ちょっと見えてくると思う。
今まで「生成AIのトレパクは合法なんだよ!法規性は良くない!反AIはうるさい!」という感じに見えるのですが、
ちょっと視点を変えてみて、「生成AIのトレパク合法で、人間の手書き絵師のトレパクも合法に法改正すればお互い嬉しいじゃんw」と考えてみれば、人によっては「いいんじゃねw」という人もいれば、
「いやいや、手書き絵師はトレパク違法のままで我慢しろw」という人もいれば、
「いやよく考えてみれば、トレパクは生成AIも人間もダメだよ」という人もいるでしょう?
そこの議論がスッポリ抜けてるんだよなあ。
ちなみに、もしも「手書き絵師のトレパクを合法に法改正するか?」という議論になったときに、どこが難色をしめすかというと、おそらく「関税局」「財務省」だと思う。
なぜなら、「超有名な画家とかの価値が思い切り下がるから」。
実際、今まで「違法P2Pファイル共有」の問題で一番熱心だったのは「関税局」であり、米国でも実際に警察を動かして摘発などに動いたのは「関税局」でした。
この生成AIの法規制の話は、おそらく「関税局」がじつはすごく関心を持ってるかもね、と思う。
どういう意味か?
「関税局」からすれば、「テック企業の株価上昇は関税局としてもおいしいでしょうw?」が今の現実で、海外でも「テック無罪(ハイテク企業は違法行為もしばらく見て見ぬふりされる)」といってそこが批判されてる。
そして、やがて「AI株価バブル」が終わり、関税局は「株価バブル終わった?株取引で稼ぎ終わって落ち着いた?じゃあそろそろ生成AIの法改正の議論を始めようかwそろそろいいよねw」となるから。