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宝塚記念 レース回顧&大反省会

雨中の淀決戦、ブローザホーンの激走で決着となりました
そしてソールオリエンス、復活!
新世代への転換期となるレースだったのかもしれません

ということでソール君
今回は走って欲しくなかったのが本音
ここ2戦でいろいろな戦略を練って復活を模索していた陣営
やっと手応えを感じ始めていたのはヒシヒシと伝わっていたのですが
いかんせん現在の高速決着が多い京都競馬場
向かないと判断したのが早計でした
馬場状態があそこまで悪くなったのも想定外で
前夜の時点ではやや重に近い不良と考えてしまったのが敗因でしたね

そんな状態で決断してしまった最終予想
みごと撃沈してしまいました
それでは、何故撃沈してしまったのか、振り返ってまいりましょう

スタートは大方の予想通りの展開
最高のスタートを切ったベラジオオペラですが、押さえて4番手
それを交わして前にいったのは道悪に絶対の自信を持つプラダリア
そしてカラテルージュエヴァイユ
ルージュエヴァイユの先行策は意外でしたが、道悪に自信があったのかもしれませんね
そんな4頭で先団グループを形成し…

その後ろにディープボンドヒートオンビート
そしてソールオリエンス
この位置取りがソールオリエンス、2着の最大の要因ですね
スタートに成功して、他の馬が苦戦していた馬場状態を苦にせず、ほぼ馬なりで7番手の好位置をキープ。
そして結果を先に言ってしまうと、ここから4コーナー入口まで
ソールオリエンスは全く動いていません
ここから他馬が仕掛けて動いた結果、徐々にポジションが下がっていきます。4コーナーでは後方2番手まで。
完全に死んだふり作戦成功です。
これがここ2戦で学んだソールオリエンスの実力を最大に発揮する戦法と考えた陣営、そしてそれに答えるべく余計なアクションをせず、馬に負担をかけないままレースを進められた横山武史騎手。
戦前に予想した完璧なレース運びと馬場状態を味方に付けたソールオリエンス。
結果は2馬身離された2着でしたが、完全復活ですね
まだ時計勝負のスピード競馬には疑問は残りますが、秋のG1戦線のどこかで勝利するであろうと思います
ただ難点はレース展開に左右される馬だということ
ハマれば強いが、展開が向かないと惜敗という、馬券を買う側には厄介な馬となってしまいましたねw

対して1番人気のドウデュース
スタートはいつも通りの悪くはない出足。ただ好調時と違ったのはほとんど二の脚を使わず(使えず?)馬なりのままポジションを下げていったこと
不良馬場を考慮してか、全体的に前の良いポジションを取りにいく馬が多かったのでポジションを下げてしまったように見えましたが
実際はスピードを上げられなかったのかもしれませんね
ただ、この時点では勝ったブローザホーンよりは前にいます

そして向こう正面
ブローザホーンなど他馬がポジションを上げていく中
全く動きを見せず、ソールオリエンスに続く形で最後方まで下がってしまいました
しかし武豊です
4コーナーから仕掛けて、内をついて最後の脚に賭けます
巷間、余力が無いから内をついたみたいなことが言われていますが、そんなことは無いと思います
実際、(苦手であろう不良馬場で)最後方から押し上げて6着
もし!という仮定でいえば
もしドウデュースが勝利していた場合、かつてのゴールドシップの皐月賞の再現。ゴルシワープの再来!と言われていたはずのコース取りでした

まぁラストの走りを見る限り、今回の敗戦は体調的な問題ではなく
不良馬場が合わなかった、苦手だったという結論に達しております

そして勝ったブローザホーン
後躯に体重が乗ったところでスタートを切られ、スタート失敗
しかし慌てず、変に仕掛けずで後方グループのまま、最初のコーナーへ
向こう正面では徐々にポジションアップし
最後の坂の下りを最大限に利用してラストスパート
4コーナーでは大外まで振られることも気にせず全力で走り切り
2馬身の差をつけ、完全勝利
コーナーを全力で走ってもノメッたり、バランスを崩したりせずに上がり最速となる34.0秒で走れたブローザホーンとソールオリエンスが1,2着
結局、極悪な馬場を苦にしないような道悪得意な馬のレースではありましたが、元より実力があるのも事実
(プラダリアの4着がそれを如実に表してましたね)
この2頭の秋競馬も楽しみになりました

そしてベラジオオペラが3着
大阪杯勝ち馬の意地を見せた3着という印象です

私の本命だったジャスティンパレス
スタートでシュトルーヴェにぶつけられるという事はあったようですが
それほどハンデにはならなかった様子
その後は中団を追走していきますが、最後の直線では全く余力無し
やや重までだったら対応出来るようですが、基本的には道悪はダメそう
プラス力のいる馬場も向かない気がしました
今回の結果は10着なので馬券的には惨敗です
でもスピードが活かせる馬場状態ならまだまだ力落ちということは無いはずなので次回以降に期待という感じです

5着ローシャムパーク11着シュトルーヴェもスピードを活かせる良馬場ならば次回以降も狙える強い馬だと思うので要注目です

総じて今回の結論は予想紙や厩舎コメントは鵜呑みにしてはいけない
ということw
戦前の予想やコメントでは雨は苦にしない、馬場が悪くなっても大丈夫という言葉が乱発されていましたが不良馬場は別腹でした…的な事実
今後、ここまで悪くなることはなかなか起きないでしょうが、しっかりと記憶して忘れないでおきましょうね


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