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ウイスキーに導かれた山梨、長野旅行

先日、1泊2日で山梨と長野に行ってきました。その時のことを少し書いてみようと思います。
今回の旅行の主な目的は、2箇所の蒸留所(白州蒸留所、マルス駒ヶ岳蒸留所)の訪問と松本にある摩幌美さんへの訪問です。


1日目(山梨、長野)

1日目は、新宿駅からあずさ出発し、白州蒸留所に行き、その後、松本に向かいました。

8:00 新宿駅からあずさに乗って小淵沢駅へ

なんだかんだ、あずさに乗るのは初でした。普段あまり特急に乗ることもなく、たまに新幹線に乗る程度なので感覚的な感想ですが、個人的には比較的乗り心地が良いなと思いました。少し調べたところ、乗り心地のためにカーブ通過時に車体を傾斜させているようです。この効果でしょうか。また、新宿から立川あたりまではほぼ直線だと思うので、それも関係しているのではと思ったり思わなかったり。

9:50  小淵沢駅到着

新宿駅から約2時間ほどで小淵沢駅に着きました。移動中は、新宿の高い建物から段々住宅が多くなり、そこから山という感じだったので、景色の変化を楽しむこともできました。また、個人的には、甲府を過ぎたあたりから小淵沢までの景色が好きだなーと思いました。

小淵沢駅

10:00  シャトルバスで白州蒸留所へ

小淵沢駅に着くのが9:50で、シャトルバスが10:00小淵沢駅発ということで、小淵沢駅の規模感を知らない、電車の遅延の可能性等の理由から時間通りにシャトルバスに乗れるかが心配でしたが、無事シャトルバスに乗ることができました。シャトルバスは、駅の階段を降りて左に曲がると、少し進んだところで停車していました。駅自体もあまり大きくないので、もしシャトルバスに乗る際には迷わずに行けるかと思います。

なんとなくシャトルバスから撮った小淵沢駅

10:30  白州蒸留所見学

小淵沢駅からは、約20分ほどで白州蒸留所に着きました。バスの中で、受付で渡す受付表を記入しながら向かうというかんじでした。

白州蒸留所へ到着

白州蒸留所での見学の様子については、別記事で書く予定でこちらでは軽く蒸留所での様子を書こうと思います。

まず白州蒸留所に着くと、上の写真の建物で受付をしました。受付後は、見学の時間まで自由で、ウイスキー博物館やショップを見たりして過ごすことができました。少し時間があったので、見学前に博物館を見てみました。見学の集合場所が博物館内なので、ここを見て待っているのが良さそうです。また、あまりウイスキーの製造工程を知らないけど予めちょっと知識を入れておきたい、ということであれば、博物館で予備知識を付けてから見学に臨むこともできるのではないかと思います。

また、博物館の入り口右横にコインロッカーもあったので、大きな荷物がある場合には預けていくと身軽で見学が楽しめそうです。私もリュックを持っていたので、リュックを預けて小さなカバンを持って見学をしました。

ウイスキー博物館

見学は、ウイスキーの製造工程順に進み、最後にテイスティングという流れでした。テイスティングは思ったより量があったので、結構酔ってしましました。空きっ腹というのも酔いが回ってしまった理由の一つかと思いますので、余裕があれば、予め何かお腹に入れておくことをお勧めします(ただ、蒸留所内は飲食物の持ち込みがNGだったと思うので蒸留所に向かう前がいいと思います)。

見学後は、テイスティングラウンジで試飲をしました。こちらではタッチパネルで注文をして番号が呼ばれたらカウンターに取りにいくという形式でした。
注文したのは、超長期熟成セット(響21年、白州18年、山崎18年)です。せっかくということで、贅沢をしました。感想については別で書こうと思います。
テイスティングラウンジには大きな窓があり、テイスティングラウンジの大きな窓から見える森を見ながらのウイスキーは最高でした。

超長期熟成セット(左から響21年、白州18年、山崎18年)

シャトルバスが13:50発なのに、本当にギリギリまでテイスティングラウンジに浸ってしまい、慌ててバス乗り場に向かいました。シャトルバスの発車場所とテイスティングラウンジは若干距離があるので注意が必要です。余裕を持って10分前にはシャトルバス乗り場へ向かうことをお勧めします。

13:50 シャトルバスで小淵沢駅へ 

シャトルバスでは、前の席に座っていたおじさんと話をしていました。そのおじさん曰く、晴れている日にはバスの右手に富士山が見えるとのことでした。実際、この日は薄くモヤがかかっていましたが、うっすらと富士山が見えました。景色も満喫するのであれば、帰りのシャトルバスでは右側の座席に座るのがいいかも知れません。
 
駅に到着してからは少し電車が来るまで時間があったので、駅にあるお蕎麦屋さんでお昼ご飯に蕎麦を食べました。こちらは立ち食い形式のお蕎麦屋さんでした。何にするか迷いましたが、松本の名物という山賊焼きが上に乗ったそばにしました。山賊焼はとてもジューシーで柔らかく、また、程よく甘いめんつゆと相性が抜群でした。

山賊焼きそば(写真を撮り忘れ…食べかけの写真ですみません。)

14:50 小淵沢から松本へ

再びあずさに乗り、松本に向かいました。小淵沢から松本までは約45分です。昼から結構呑んだので移動中はウトウトしていました。

途中、外を眺めていると塩尻駅で「日本で唯一ホームのぶどう園」という標識がありました。ホーム上のぶどうとは面白いことを考えるなーと思いました。ちょっと調べてみたところ、1988年に塩尻市のぶどうの生産をPRするために植えられたもののようです。私は知らなかったのですが、割と有名なんでしょうか。

15:40 松本駅着

予定通りの時間に松本駅に着きました。小淵沢でも思いましたが、やはり松本の方は寒いですね。

松本駅

松本城の最終入場が16:00ということで急いで松本城に向かいました。松本城までは、松本駅から徒歩で約20分ほどでした。 

途中、道端に雪が残っていました。普段あまり雪が積もっているところを見ないので、思わずパシャリ。

道端の雪

16:00 松本城

無事入場時間に間に合い、松本城を見学できました。城内はそこまで広くなく、1時間もあれば割と余裕を持って一通り見られました。

城内からの松本城

早速お城の中へ入ってみました。お城の中に入って驚いたことは、階段がすごく急であることです。今までいくつかお城を見たことがありましたが、ここまで急なのはなかなかなかったと思います。見学のご予定がある場合には、階段がかなり急であるので、それを覚悟しておいた方がいいかも知れません。お城の中には、展示物もありました。特に鉄砲が多く展示されており、中には面白い形をした鉄砲もありました。

堀の外側から撮った松本城

松本城を見た後は、松本城と松本駅の間くらいに位置するなわて通りへ行ってみました。通り沿いのお店は17:00には閉まってしまうところが多いようで、特にお店に寄ったりはしませんでした。ただ、通りに入ってすぐにあったたい焼き屋さんのたい焼きが美味しそうだったので、寄ればよかったなと今になって後悔しています。

なわて通りのカエル
川を挟んでなわて通りの裏側

上の写真のように、城下町の名残が残っているように思います。
なわて通りを後にして、そのままの流れで中町通りの方にも行ってみました。

中町通り

こちらもささっと通っただけでした。こちらの通りは、蔵などもあり城下町というかんじでした。面白そうなお店もあったので、もう少し早い時間に来てゆっくりと歩きたかったです。次に松本に来る時にはこの辺りにも寄ることをプランに入れておこうと思います。

18:00  からあげセンターで夕食

松本駅へ戻り、松本駅にあるからあげセンターで夕食を食べました。松本の名物の一つが山賊焼きということだったので、ここで夕食として山賊焼きを食べるプランを立てていました。
あれ、そういえば昼も山賊焼き食べてなかったっけ?と思った方いるでしょうか。はい、そうなんです。この日は昼と夜で山賊焼きを食べました。昼に山賊焼きの乗った蕎麦を食べていましたが、「蕎麦と山賊焼き」ではなく、「山賊焼きだけ」も食べてみたいと思い、2食とも山賊焼きにしてしまいました。

山賊焼き定食

山賊焼きは、鳥の一枚肉をタレに漬け込み、片栗粉をまぶして揚げたもののようです。上の写真の通り、結構大きめでした。

19:00 宿泊先へチェックイン

夕食後はとりあえず、ホテルでチェックインしました。宿泊先は、次の日の出発も早かったのでなるべく駅近でと考え、松本駅近くのホテルニューステーション(https://www.hotel-ns.com)にしました。こちらは「松本駅より歩いて一分大浴場があるホテル」とのことだったのでそこが決め手でした。

20:00 摩幌美へ

1日目の最後は、摩幌美さんに行きました。あまりバー慣れしていない私に対しても暖かく迎えてくださいました。
色々とお話を聞かせていただきながら、45周年記念ボトル等のウイスキーを数杯いただいて楽しい時間を過ごしました。

45周年記念ボトル

また、ラフロイグのピートを見せてくださいました。蒸留所を見学するとピートを見ることができたりはできますが、実際に触ることはできていなかったので、触らせていただいたときに想像以上に軽くてびっくりしました。なんとなく泥炭の「泥」の部分にイメージが引っ張られていたのかもしれません。また、香りもあまり強いわけではなく、この点にも驚きました。

こちらでの時間はあっという間に過ぎてしまいました。また、伺いたいと思います。

2日目(長野)

2日目は、松本からマルス駒ヶ岳蒸留所に行きました。この日は、朝の天候があまり良くありませんでした。

7:00 松本駅を出発 

天気もあまり良くなかったため、雪で何かあると嫌だなと考え、朝早くに出発しました。
途中、岡谷駅で乗り換えをしたときに、雪がすごく、このまま向かって大丈夫だろうかと思いました。雪とはほとんど縁のない土地で育ち、普段も雪が降る場所にあまり行かないので、どれくらい雪が降っても交通に影響がないのだろうと少しドキドキしながらの移動でした。

8:50 宮田駅到着

宮田駅で電車を降り、タクシーで駒ヶ岳蒸留所に向かいました。駅から蒸留所までものすごく近いというわけではないので、意外とタクシー代がかかってしまう点注意が必要です。
タクシーは駅の前にいることもあるようですが、もしいなくても宮田タクシーさんに電話することですぐに来ていただけそうです。実際、私は駅でタクシーを見つけられなかったので電話したところ、すぐに来てくださいました。

宮田駅

移動中教えていただいたのですが、タクシーの運転手さん曰く、駒ヶ岳蒸留所に向かう途中では晴れていれば駒ヶ岳が綺麗に見えるそうです。あいにくこの日は雪だったので見ることができませんでした。残念です。

9:00 マルス駒ヶ岳蒸留所を見学

マルス駒ヶ岳蒸留所の営業開始時間が9:00からだったので、営業開始後すぐの訪問になりました。帰り際まで他にお客さんはおらず、見学と有料試飲のできるBARでは貸切状態でした。
こちらの見学に関しても、詳しくは別の記事で書こうと思います。

雪が降る中、駒ヶ岳蒸留所を訪問

見学後は、暖炉のあるBARで試飲を行いました。下の写真のように、とても素敵なBARでした。

試飲ができる素敵なBAR
暖炉、窓の外の雪、そしてウイスキー

暖炉の前でウイスキーをいただきました。暖炉を眺めたり、窓の外を眺めたりしながらウイスキーを飲むのが最高でした。周りに人がいなかったことをいいことに浸っていました。
ちなみに飲んだものは以下の写真のものです。1人3種までということだったので、とても悩んだ末にこれらを選びました。左から順に、蒸留所限定ボトル、Malt Duo駒ヶ岳×秩父、アサギマダラの里です。

有料試飲したウイスキー

見学、試飲をゆっくりめにしても1時間くらいで満喫できました。

10:00 見学を終え、宮田駅へ

タクシーで宮田駅に戻りました。電車の時間まで結構あり、寒い中電車を待つことになってしまいました。近くの飲食店を探してみましたが、空いているところはありませんでした。ここがかなりきつかったです。
後で地図で調べたのですが、駒ヶ根駅に行った方がお店があるようです(ちゃんとは調べてません)。もし電車が来るまで時間があるようなら駒ヶ根駅で待つ方がいいかもしれません。

10:50 帰路につく

少し早い時間でしたが、午後は少し寄るところがあったため、2日目は駒ヶ岳蒸留所しか行きませんでした。そのような予定がなかったら、諏訪湖周辺を見るのもありだなと思いました。

東京から2、3時間程度と比較的アクセスも良く、1泊2日でも十分満喫できるのでまた近いうちに山梨、長野方面に出掛けたいと思います。


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