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大阪・西成で飲んだときの記録

2025年2月23日(日)、24日(月)と故郷の大阪へ帰省していました。
24日の午前から夕方くらいまで西成区エリアで飲み歩きをしたので、そのときのことを記録します。

24日は午前11時くらいに大阪メトロ動物園前駅に到着しました。

示唆的

行きたい店を目指して歩いていたら、路上に萎れた薔薇が落ちていました。
なんのメッセージ?


一軒目『スタンド八とり 本店』

一軒目は毎日午前9時から営業している『スタンド八とり 本店』。立ち飲み形式の鳥焼き肉のお店です。
動物園前駅からは徒歩2~3分くらいの場所にあります。

午前からもう活気づいている

入店すると、既に7割くらいお席が埋まっていました。
男性1人の方や、男性2人組のお客さんが目立ちます。

金宮お湯割り、ハツ、ふりそで

カウンター越しに、女性の店員さんが愛想よく接客してくれます。
店内にはJ-POPの流行曲や、シティポップが有線で流れています。
いい雰囲気。

ロースターの火力が不均一なので、トングでちょこちょこ肉を移動させながらお湯割りをちびちびと飲みます。
タレは甘辛い味噌だれ。酒が進む味です。

二軒目『ホルモン マルフク 本店』

二軒目は『スタンド八とり 本店』から徒歩30秒くらいの『ホルモン マルフク 本店』。
ここも午前8時から営業しています。

午前11時に動物園前駅で降りて最初にここへ行こうとしたのですが、その時点で既に満卓で、7人くらい店の外で待っていました。
この日の大阪は雪が降っていて非常に寒く、待機するのも微妙だったので先に『スタンド八とり 本店』へ行って様子を見ることにしました。

目論見は当たりで、12時前に行くと列が解消されており、2人組ですんなり入店することができました。

でもほぼ満卓

入店して、カウンターの席に通されました。

ライブ感のある鉄板
やっすい

10~15人程度のお客さんに対して、店員さんは4~5人くらい。
常にあちこちからオーダーや会計の声が飛んでいるので、店員さんは忙しなさそうに働いていました。働く人は美しい。

豚足煮込みの向こうに山積みのプラカップがある

オペレーションが完全に確立されており、食器やコップはすべてプラスチックで使い捨て。
回転も速いのでバンバン注文を取り、バンバン提供し、バンバン食器を捨てています。かっこいい。

器が小ぶりなのがまた嬉しい

ビール大瓶500円、ホルモン220円、牛すじ煮込み290円を注文し、やっつけます。
メニューはどれも結構脂(油)が強いので、冷えると口当たりがキツくなってきます。熱いうちにサクッと食べるのがおすすめ。
飲み歩きなら一人で1品を注文するか、二人で2品を分けるか、くらいが丁度いいのかな。

新世界エリア

待機の人が出たのでサッと飲んで会計を済ませ、新世界方面を散策してみることに。
立ち寄っていた店から新世界までは、徒歩10分もかからないくらいの距離です。

鳩に餌をやってる人がいて、大量の鳩が群れている
雨雲が晴れて、いい天気

スパワールドのビルの通路を通り抜けると、「これぞ新世界だな」という景色が広がっています。

でもちょっとインバウンドナイズドされすぎかも

過剰だ…この国 いや この街では何もかもが過剰すぎる
大阪ってこんな街だっけ?

『孤独のグルメ』新装版 第7話
「大阪府大阪市 北区中津のたこ焼き」
井之頭五郎 モノローグより引用

ゴローちゃんが「過剰」と表現するの、わかるよ。

よく見る『づぼらや』 行ったことはない

まるでフェリーニの映画でも見ているようだ

『孤独のグルメ』新装版 第7話
「大阪府大阪市 北区中津のたこ焼き」
井之頭五郎 モノローグより引用
下から見上げる通天閣 堂々たる風格

せっかくなので通天閣を下から見ました。

綺麗 化粧品の広告らしい

通天閣のこの天井画が好きです。

三軒目『炭焼ホルモン 七福』

『串カツだるま』、混んでるかな、入れるかね、と大きめの声で会話をしていたら、呼び込みの兄ちゃんから「うちも入れますよ!」と強気の呼び込みをされました。
通天閣側の『串カツだるま』はありえない行列ができていたので、Uターンして兄ちゃんの元へ戻りました。

店名に「ホルモン」とついていますが、串カツメニューも豊富とのこと。
商売っ気のある兄ちゃんの言うとおりにして、入ってみることにしました。

派手だなあ
KP

メガハイボール、メガ氷結無糖サワーレモンで乾杯。

串カツの兄弟 かわいい

上から梅しそささみ、海老、れんこん、豚ひれ二本。
真っ当にうまい。
れんこんの食感がほくほくとサクサクの中間で、食べていて愉快でした。

だらだらと飲んでいると四軒目に行きたい店がオープンする13時を過ぎたのでぼちぼち会計して、新世界周辺をうろつきながら目的の店へ移動します。

ミーハーと思いながらも、ポルノ映画を上映する映画館をジロジロと見物しました。

ノーパン割烹着で一山当てたい

新ジャンル「ノーパン割烹着」で裏アカ界隈に参入しようかな

四軒目『歌えて楽しい 居酒屋 小百合』

いい店名

四軒目はカラオケスナック『歌えて楽しい 居酒屋 小百合』へ行きました。
歌えて、且つ、楽しいなんて最高の店じゃないですか。

ここは去年の夏に一人で訪れており、大盛り上がりしたことのあるお店です。
入店したら店員の女性が「あ!去年来てくれた子!」と即座に反応してくれました。
すごい、客商売に向きすぎている。
私はそんなに人の顔を覚えられません。

いいちこ水割り、おでん

この店のいいところは客層がいいところと、料理のメニューがどれも美味しいところ、歌えて楽しいところです。
寒い日だったので、おでんがありがたい。
他にも中国土産らしい、ひまわりの種などを出していただきました。
わしゃハムスターか。

いい文化

歌を歌う前に、カラオケチケットを購入します。
1曲100円、11曲1,000円という塩梅です。
私たちが入店したときは常連のおじいさん一人しかいなかったのですが、次第にお客さんが入ってきて、カウンターは一杯になりました。

喉も場も温まってきたところで、曲を入れます。

小林明子『恋に落ちて』

いいちこ水割りを飲んでいるときだけ、歌いたくなる曲があります。

井上陽水『氷の世界』

雪が降っていたので、歌いたくなりました。

研ナオコ『あきらめの夏』

「いつもの」です。

中森明菜『DISIRE』

常連さんたちに「中森明菜似合いそうだねぇ!」と言われたので、調子に乗りました。

16時頃、お腹が一杯になって酔いも回ってきたので、夜の予定に備えて一時退却することにしました。

上の店の「牡蠣みそ鍋」が食べたくて、「もう一軒いこ!一人鍋の店だから!もう一軒いこ!」とゴネたら、叱られました。食べたかったんだもん。
次は行ってみたい。

というわけで、西成、新世界で楽しく飲んだ日の記録でした。
今は西成も新世界も随分開発が進んで、すっかり観光地化されています。
一見コアだと感じる店も観光目的の方でとても繁盛していて、ミーハーな私もとても入りやすかったです。

安くて美味しくてにぎやか。
大阪行ったら西成行ってみてね!

にっこり

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