私が海外に出た理由
Ciao! みなさん!
いかがお過ごしでしょうか?イタリアはサマータイムが終わって空が暗くなるのが早くなりました。
さて今回は私が海外に留学しよう思ったお話です。
そもそもなぜ海外留学を考えたのかというと、私自身がバレエを続けることは日本では難しいと思ったからです。大学でバレエを専攻し続けてはいましたが大学4年間の間にプロへ行けるほど甘い世界でないことはわかっていました。
私自身、あまりバレエに向いている身体をしていません。高い身長、高い運動能力、長い手足、アンデオール向きの骨格や細身になりやすい身体といったものは何一つ持っていないのです。バレエ就活年齢(だいたい18歳から)当時の自分のポテンシャルでは難しいと思いました。
ならば、日本の外に出てみたらどう?。
恩師からアドバイスです。プロのダンサー以外の道に行くにしても一度は日本の外に出て海外のバレエの世界を体験した方が良い。というのが恩師の考えでした。このアドバイスの元、私は海外の小さな講習会などをうけていにました。
NY研修(洗足学園音楽大学バレエコースによる研修)
ウィーン夏期国際バレエ講習会
ボリショイバレエ学校短期研修(相模原プレバレエコンクールにて参加資格を得る)
留学を本格化する為には、バレエ学校の入学オーディションを受ける必要があります。そして大手のバレエスクールやカンパニーのサマーコースには新年度のオーディションも含まれているのです。但し、サマーコースを受けるにはビデオオーディションビデオを通過する必要があります。
この時のアメリカのABTのサマーコース(大学生向け)とOrland Ballet のサマーコースを考えていた私は留学エージェントさんにお手伝いしてもらいながらオーディションビデオの撮影をしました。そこで留学エージェントさんから自分のカナダのAlberta Ballet Schoolの日本オーディションがあるから参加しないかというお誘いがありました。
チャンスがあるなら挑戦する!
答えはもちろん”はい”でした。
バレエ学校の日本オーディション当日、緊張はしながらもオーディションは終えました。
この時オーディションを担当した先生から良い評価を頂き、カナダへ最終試験に行くことが決まったのです。
今まで日本国内ではいい評価をなかなか得れずオーディションに受かるということが無縁だった自分にとって大きな自信になりました。
最終的にはカナダの最終オーディションでギリギリながらもバレエ学校の入学が決まり、その年の秋からカナダに渡りました。
バレエをすることにおいて、留学に行くことが必ず正解の道ではありません。
日本国内で学び才能を伸ばしてきたダンサーも沢山います。ただ、今の教わってる内容、環境などが自分に合っている”フィットしている”のが大切だと私は思います。
※但し国内国外問わず、ご自分の先生以外のお教室のクラス(オープンクラス含む)や講習会を受ける際は必ずご自分の先生に一度相談をしましょう。
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