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「再生可能エネルギーとCO2で作る未来のビタミンB9!:持続可能な食糧生産の最前線」
再生可能エネルギーとCO2でビタミンB9を作っちゃおう!未来の食糧生産がスゴイ理由
突然ですが、皆さん「葉酸(ビタミンB9)」ってご存じですか?妊婦さんに特に大切なビタミンとして知られている葉酸は、DNA合成や細胞の成長に欠かせない栄養素なんです。私たちは普段、野菜やサプリメントから葉酸を摂取しますが、これが再生可能エネルギーとCO2から作られると聞いたら驚きますよね?
今回は、このビタミンB9をまさかの再生可能エネルギーとCO2を使って生産しちゃう「Power-to-Vitaminシステム」という最新の技術をわかりやすく楽しく解説します!
そもそもPower-to-Vitaminってなに?
「Power-to-Vitamin」システムは、微生物の力を借りてビタミンB9を作る新技術です。簡単に言うと、CO2とH2(これも電気分解で作ります)を使って微生物を育て、その微生物が葉酸を作り出すというプロセスです。この技術、実は食糧問題の解決に大きく貢献する可能性があるんですよ!
このシステムには2つのステージがあって、最初のステージ(A)で微生物がCO2を酢酸に変換し、その後のステージ(B)で酵母(Saccharomyces cerevisiae)が酢酸を使って増殖しながら葉酸を作ります。驚くべきは、このシステムが再生可能エネルギーで動いているということ。つまり、持続可能な方法で栄養価の高いビタミンを生産できるんです。
ビタミンB9ってそんなにすごいの?
葉酸(ビタミンB9)は、私たちの体にとって非常に重要です。特に妊婦さんにとって、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすために必要不可欠なビタミンですし、健康なDNAや赤血球の形成にも関わっています。そんな重要な葉酸が、再生可能エネルギーとCO2で作れるようになったのは、本当に革新的なことです!
さらにこの技術で作られた酵母には、100gあたりなんと6.7mgもの葉酸が含まれていて、わずか6gの酵母で1日の推奨摂取量を満たすことができるんです。これで栄養補給もエコもバッチリですね。
じゃあ、どうやってこの技術が地球を救うの?
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