球団ヒストリー43.後援会の発足
2012年春。
『鹿児島ドリームウェーブ』と球団名を変更すると同時に、球団の後援会も正式に発足した。
後援会”的”な存在
それまでも後援会”的”な存在がなかったわけではない。
スポンサー企業様にはHP掲載やユニフォームへの企業名記載というかたちで。
個人様には年間に一口いくらというかたちで。
またコカ・コーラ社さんからのご提案で設置を始めた『支援型自販機』も確実に増えていた。(『球団ヒストリー31.三方がうるおう提案』参照)
こうして後援会”的”なものは、少しずつ大きくなってはいたようだ。
事実としてはこうしてご支援をいただいていたけれど、それが確固とした組織として走り出すことに、また大きな意味があったのだろう。
『後援会』というかたちの意味
これは昨年(2021年)12月に納会に出席させていただいて感じたのだが、『後援会』というかたちがあるからこそ、選手たちとサポートしてくださる多くの企業様との明らかな関わりができる。
ふだん試合や練習をしている限りは、遠征費や球場使用料などにスポンサーさま方からいただいたお金が使われていたとしても、意外と意識することはないだろう。
スポンサー企業で働いていても知っているのは自分の会社だけで、ほかの企業のことはよくわからないのではないか。いや頭ではわかっているけれど、実感が湧かないのではないか。
『後援会』というかたちが生まれたことで、納会などの場で選手とスポンサー企業様との直接の関わりが生まれる。
それまでぼんやりしていた”応援してくれる人たち”に『後援会』という箱ができ、一社一社、おひとりおひとりの”顔”が見えるようになる。
それは選手たちにとって励まされるとともに、「勝たねば」と気が引き締まるものだったに違いない。
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