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球団ヒストリー85.内川義久新監督
2014年シーズンが終了し、次期監督として内川義久氏の就任が決まった。
※その経緯はヒストリー79参照
https://note.com/dreamwave/n/n60dff0d2eb51
この内川氏の経歴を、簡単にご紹介しておきたい。
内川義久氏の来歴
1954年生まれ、大分出身。
就任当時はちょうど60歳
1971年 鶴崎工業高校進学
第53回全国高等学校野球大会(夏の甲子園)出場
1973年 法政大学進学
東京六大学リーグで優勝を4回経験
1977年 社会人野球企業チームHonda鈴鹿入社
都市対抗野球ベスト4
1983年 Honda熊本移籍
日本選手権本戦出場
1999年 Honda熊本監督
2013年 日本野球連盟競技力向上委員会委員
2015年 鹿児島ドリームウェーブ監督
2019年 社会人侍JAPANヘッドコーチ
1999年からは、福岡ソフトバンクホークス球団会長である王貞治氏とともに世界数十か国の子どもたちに野球指導を実施している。
このようにアマチュア野球人としての実績は目を見張るものがある。
見れば見るほど、すごい人が監督に就任してくださったものだと、今さらながらため息が出はしないだろうか。
記者会見
2015年1月15日、内川氏の監督就任記者会見が県庁にて行われている。
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この記者会見の模様は、翌日の新聞にも大きく取り上げられた。
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鹿児島ドリームウェーブ新監督に内川氏就任
「人材育成徹底したい」
社会人野球クラブチーム「鹿児島ドリームウェーブ」(鹿児島市)の新監督に就任した社会人野球ホンダ熊本元監督、内川義久氏(60)が15日、県庁で記者会見。「選手の人柄を尊重しながら鹿児島のスポーツ界にいい影響を与えるチームに育てたい」と抱負を述べた。就任は2014年12月1日付。
内川氏は大分の鶴崎工高から法政大を経てホンダ鈴鹿に入社。1983年、ホンダ熊本に移籍し、コーチやマネジャーを務めた。99年、ホンダ熊本の監督に就任。現在、国際野球連盟(IBAF)のコーチとして海外の子どもたちに野球を指導するほか、日本野球連盟技術力向上委員も務める。
ドリームウェーブとして監督の招へいは初めて。昨秋から監督就任を打診した國本正樹代表(44)は「技術指導だけではなく、野球に対する情熱が感じられる方。目標のクラブ野球日本一に近づける」と期待を込めた。
経験豊富な内川氏の要望で、新たにトレーニングコーチ二人をスタッフに加え、故障しにくい練習環境を整えた。専用グラウンドを持たず合同練習を常時確保できない事情はあるが、「仕事と野球の両立を大切に、人材育成を徹底したい」と指導に意欲を見せた。
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鹿児島DW 新監督に内川氏
「野球で人育てたい」
社会人野球のクラブチーム「鹿児島ドリームウェーブ」は15日、日本野球連盟競技力向上委員会委員を務めている内川義久氏(60)が新監督に就任すると発表した。合わせて、体づくりなどの指導を行う新納幸喜コーチ、和田杏子トレーナーを置く新体制を示した。
県庁で行われた記者会見には國本正樹球団代表(44)と内川監督が出席。國本代表は「監督は秋にホンダ熊本で定年退職を迎えたばかり。単身赴任で鹿児島に拠点を置き、仕事をしながら指導して頂く」と説明。全国280チームの頂点となる全日本選手権優勝に向け「情熱あふれる最高の監督」と期待を寄せた。
内川監督は大分県出身。法政大時代は東京六大学リーグで4度優勝し、ホンダ鈴鹿時代は内野手として都市対抗野球4強を経験。その後は勤務先のホンダ熊本の監督を務めた。会見では、自らの理念をまとめた約30ページのマニュアルを手に「選手には仕事との両立を求める。野球を通じて企業に通用する人を育てたい」と熱っぽく話した。
「チームの宝」
こうして2015年に就任した内川義久監督。
國本正樹球団代表はこのころに内川氏のことを「チームの宝」と語っている。
確かな実績と野球理論、だれよりも真摯に野球に向き合う姿。
チームも、チームを取り巻く人々も、そしておそらく鹿児島の野球界も、こののち内川氏の背中に大きく影響を受けることになる。
そしてこの内川氏が、鹿児島ドリームウェーブ最高の栄華と最大の混乱をもたらすことになるとは、このときはまだ誰も予想できなかった。
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