鹿児島ドリームウェーブNews!2023.6.29号 第47回全日本クラブ野球選手権大会一次予選②雨と第二代表決定戦
第一代表をさっさと決めてオフになるはずだった、6月25日(日)。
第二代表決定戦は、第一試合 薩摩ライジングvs宮崎灼熱フェニックスの勝者との対戦となる。
試合開始は12時の予定だが、前の試合の経過によっては早まる可能性があるため、選手たちは9:30には球場に集まっていた。
雨の待機とグラウンド整備
しかし雨。
雨予報は出ていたが、ここまで降るとはだれも予想していなかった土砂降り。一試合目は止むなく中断、雨が上がるのを待った。
その間ベンチに入れないドリームウェーブは、建物内の狭い通路に荷物を運びこみ待機。ちょうど私のいる本部席の後ろだったので、いろんな話ができて嬉しかった笑
雨が上がってもグラウンドは水たまりだらけのため、まず水を排出してからグラウンド整備に移る必要がある。
ここで、一試合目の当事者でもないのに率先してグラウンド整備に精を出すドリームウェーブの選手たち。
これについては別記事にしたいので詳細は割愛するが、その姿は美しいなぁと、スタンドに走って行きカメラに収めた。
結局1試合目は2度にわたり延べ3時間ほど中断した。
午後2時に第二試合(第二代表決定戦)の順延が決まり解散。
ドリームウェーブの選手たちはグラウンド整備をしにきたようなものだった。
試合は、ずるずるのグラウンド状態もあってなかなか終わらず、21-8(5回コールド)で薩摩ライジングの勝利。
第二代表決定戦の対戦相手は、またも薩摩ライジングと決まった。
平日の試合、人数の不安
翌6月26日は月曜日。
湯之元球場は休場日のため、場所を伊集院球場に移しての第二代表決定戦となる。
しかし平日。
薩摩ライジングも同じだが、とにかくベンチに15人いないと失格というルールがある。
不参加の投手二人は、まだ出てこられない。
ドリームウェーブは、冨重コーチと小園健斗 選手兼マネージャー[ケイアイシステム]は所属が受け入れ先企業ではないため仕事で不参加となった。
ベンチ入りは17人。
ふだんコーチが行うノックを、この日は監督が打っていた。
そもそも母数が多くないにも関わらず、平日でも仕事を休んで試合を優先させていただける。
ほんとうに受け入れ先企業の皆様には感謝しかない。
薩摩ライジングもベンチ入り16人ということで、なんとか試合決行となった。
第二代表決定戦vs薩摩ライジング
今シーズンに入って、公式戦だけでも3度目の対戦となる薩摩ライジング。過去2試合はコールド勝ちをおさめているが、この日は旗色が違った。
まず先発の 田中辰徳 投手[(株)リンクエージェント]の球が走っていない。
2、3回に1点ずつ取られて追う展開となった。
ランナーは出すものの打線がつながらず、なんだかイヤ~な空気。
4回裏で逆転したが、今のチーム状況で1点リードでは心もとない。
しかし3回途中からリリーフ登板の 村上月斗 投手[(株)ゼンケイ]が好投し、徐々にチームのリズムが戻ってくる。
8回裏には打者一巡の猛攻を見せ4点追加。
9回にホームランを浴びたものの、一見すると快勝となった。
薩摩R | 0 1 1 | 0 0 0 | 0 0 2 | 4
鹿DW | 0 1 0 | 2 0 0 | 1 4 X | 8x
一見すると、と付け加えたのには理由がある。
8回裏の攻撃は、長打を含むヒット6本に盗塁3つと、今のドリームウェーブの良さがいかんなく発揮されたビッグイニングとなった。
が、8回終わった時点で8-2。
あと1点追加していればコールド勝ちだった。
そこで勝ちきっちゃえよ~!と思ったのは私だけではないだろう。
そうしたらホームランを打たれることもなかったのに。
9-2(8回コールド)と、8-4では、同じ勝利でもだいぶ重みが違ってくる。試合後に球団代表國本正樹さんもそう語っておられた。
とはいえとにかく九州二次予選進出を決めた!
まだ、今年の全国への道は続いている。