球団ヒストリ-36.初めてのプロとの対戦
プロとの対戦~選抜チームで
2009年7月4日。
鹿児島県の地方都市薩摩川内市の総合運動公園野球場に、鹿児島ホワイトウェーブの選手たちがいた。
もう一つの社会人チーム、『薩摩』の選手も。
そして何より際立っているのは、オリックスバファローズのユニフォーム。
そう。二軍とはいえプロ野球チームとの対戦だ。
薩摩川内市にオリックスの二軍を誘致しようという活動の一環として開催されたこの試合。
迎え撃つのは、鹿児島ホワイトウェーブと薩摩の選抜チーム。
こちらは当時の新聞記事だ。
鹿児島野球界の盛り上がり
2006年に鹿児島ホワイトウェーブが正式発足したあと、数か月遅れで立ち上がったもう一つの社会人野球チーム、薩摩。
全国的な社会人野球ブームもあり、もともと野球熱の高い鹿児島でも、もっと野球に触れられないかと機運が高まったのだろうと思う。
そんな中で2チームが手を組んでのプロ選手との試合は、野球ファンの多い鹿児島では密かに待ち望まれていたことかもしれない。
試合には大敗しているし単独チームでもないが、この日初めてプロとの対戦を経験した選手たちは、鹿児島野球界と自分たちのチーム、両方の確かな盛り上がりを実感したんじゃないだろうか。
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