卒業制作
旅がそんな好きというわけではない。海外に行く目的はミュージカル、もしくは友達に会いに行くこと。
そんな私がPOOLOに参加したのは、あまり理由はなくて。昨年の12月まで、ミュージカル公演で忙しかった分、2022年になったら絶対動けなくなるなと思って。強制的にアウトプットする環境に身を置いた。あと、参加できる最後の年齢だったから。そんなわけで特にやりたいこともなく参加したけど、結果的に動き出すことができるきっかけのひとつになった。
最終発表前半
9月ラストの発表ではCanvaのプレゼンを作った。Canvaが使えるようになったのは、第二タームのチームのおかげ。以下に載せるが、自動アニメーションがかっこいいのでぜひ冒頭のリンク先から見てほしい。
いいかんじのテンプレートを見つけたので、デザインもフォントもそのまんま。ということで図らずも英語のスライドに。
思いがけず、自分のできることを再確認することになった。ほとんどが日常生活で役に立つようなスキルではなく、どこで発揮するの?というものだから、久々にいろんな分野で自分らしさを発揮できて楽しかった。
脚本執筆、ワークショップの組み立て、和装撮影、謎解きゲーム作成。
どれも大好きだなぁと再確認した。
作品紹介
ここで、発表のときも第二タームの動画後半と、第三タームの動画を共有した。5分程使うことになってしまうが、どうしても観てほしかった。だってこれらの作品が私の成果だから。
第一ターム
『自己ビジョン』 このときはスライドを使わず、スケッチブック形式で。
対自分:たくさんのミュージカル作品に触れる
対世界:自分らしく働く⇒寄付する
第二ターム
『赤いガーベラ』
フルリモートで作ったショートストーリー。
第三ターム
『ネバーランドで大冒険!』
「童心に還る」をテーマに、みんなであそんだ表現の時間。
第四ターム
『自分らしい旅の作り方』
旅のキッカケに。高校生向けに10日後に開催予定。
最終発表後半
これはとても大事なことで。私、こういった類の数か月単位のプログラムに参加して「自分が変わった」みたいなことってほとんどない。19歳のときのコモンビートくらいかな。それ以外は、7ヶ国でshowをしながら旅したUp with Peopleのときでさえ、「自分は自分、変わらないな」って思った覚えがある。今回もそのつもりだったし、実際そうだった。
ただし、POOLOでは「自分を取り戻す」ことを9か月の自己ビジョンとしていた。それは無事に達成できて安心している。本当に、昨年は大好きなはずのミュージカルを運営することが苦しくて。公演が終わってからも涙を流す日々が続いていた。加えて、フリーランスといえば聞こえがいいが、オリパラ以降安定した仕事がないことも不安だったし、コロナも収まらず、観劇も月数回に控えていた。半年以上かけてようやく自分を取り戻せたのは、POOLOだけではないけど、POOLOのみんなの活発な動きに刺激されたというのがひとつの要因であることは間違いないと思う。
7~8年前にPAS-POL(TABIPPOのモノづくりブランド)のBucket List(人生でしたい100のことを書くノート)を買った。30個くらい書いたんだけど、数年前に見たらほとんど叶っていた。ピースボートに乗りたいって書いてたことすら忘れていつの間にか乗船していた。
今やりたいことは、中学生のときに作った絵本『おともだち』を形にすること。他は…リディ部絵本プロジェクトのワークショップだったり、11月の演舞だったり、12月の公演だったり…やるつもりのことを書いてみた。
他に「やりたいこと」ないの?って発表のときに聞かれたけど…
基本的にミュージカルのために生きているので、ないんだよね。
後悔のないように生きているし。
今楽しみなのは明日のヘアスプレーとか来年のマチルダとか!
そんなわけで。やっぱり私はCreatorでありたいな。
これからも自分らしく楽しく、物語を紡いでいきたい。