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【MBA】マイケル・ポーターの5フォース分析を男子中学生の恋愛事情で例えてみた。

MBAでよく目にする「5フォース分析」とは、マイケル・ポーター氏が『競争の戦略』の中で提案した業界の収益性を5つの要因で分析するフレームワークである。

今回は、このフレームワークを可能な限りわかりやすく解説してみよう。

5つの領域とはそれぞれ下記の内容である。

1【競争企業間の敵対関係】=同じ業界のライバル企業と戦うこと
2【供給企業の交渉力】=材料の仕入れ先が値上げを仕掛けたりすること
3【買い手の交渉力】=クライアントや消費者の要求レベルが高まること
4【新規参入業者の脅威】=新たなベンチャーなどに脅かされること
5【代替品の脅威】=自社の商品・サービス自体が不要になる存在のこと

とはいえ、さっと頭にイメージし入りにくい可能性があるので、

今回はこの5フォース分析を「中学生の恋愛事情」に

例えてみることにする。

(なぜだ、というツッコミは一旦スルーさせていただく)


まずはじめに『男子中学生の恋愛事情』とは、

『自分という商品を、

 気になるあの子に好きになってもらうための戦いである』

と仮定する。

すると、それぞれ5つの要因にあたる存在が見えてくる。

1【競争企業間の敵対関係】→クラスメイト

まず最初に思い浮かぶライバルとはつまり同じクラスの生徒である。

クラスメイトとは、クラスという同じ業界で日々争う競合(ライバル)だ。

ここはみんな、イメージしやすいと思う。


2【供給企業の交渉力】→通信簿を握っている先生や親の干渉

続いて中学生にとってどうしても気にせずには受けているのは、

先生や親だ。

「勉強に集中しろ」とのプレッシャーをかいくぐりながら、

男子中学生たちは、自分の恋愛という争いを仕掛けていかねばならない。


3【買い手の交渉力】→注文の多いあの子

また自分を好きになってもらう相手は、

それだけ魅力的だということだろうから、

競合(クラスメイト)たちも日々アプローチを仕掛けているはずだ。

そのため、今回のクライアント(好きな相手)も、

「素敵なプレゼントをくれる人じゃないと」とか、

「スポーツも音楽もできる子が好き」とか、

色々と注文をつけてくる可能性がある。

このアピールに答えていくためには企業努力(勉強とか部活の練習とか)

が欠かせないのだ。


4【新規参入業者の脅威】→謎のイケメン転校生

また現状、クラスに強力なライバルがいないとしても安心してはいけない。

それは明日、ミステリアスでスポーツも音楽もイケメンが

転校してくる可能性もある。

その場合、クライアント(好きな相手)は、

魅力的な選択肢の中から選ぶため、自分が選ばれる可能性は下がる。

あまりダラダラとしていては、

恋愛成就というチャンスを逃してしまうのだ。


5【代替品の脅威】→アイドル・BL萌え

また、そもそも好きな相手が、

リアルな恋愛に興味を持たなくなってしまうこともありえる。

現在であれば、アイドルに夢中になったり、BL萌えなど、

バーチャルな恋愛コンテンツで満足されてしまう可能性もある。


【まとめ】

今回の例えで何が言いたかったかというと(笑)

狭い視野で同じ業界のライバルの動向ばかりに、

気を取られていると、予想外の原因に足元を救われてしまうということだ。

ポーター先生の5フォース分析を活用して、

常に1競合、2売り手、3買い手、4新規参入者、5代替品に気を配り、

広い視野で戦ってこう。


おまけ:それにしても男子中学生の恋愛もなかなか大変なのだ。

    草食系になってしまうのも分かる気がする、なんてw


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