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【夢分析№0】靴を捜す夢(ドリームアナリスト真美 30歳当時)

夢の中で、私は古い木造の校舎に入っていきました。そこは、私が小学校に通っていたときの古い校舎に似ています。玄関には学校でよく見かける下駄箱が並んでおり、右側には昔ながらの2人用の木造の机が1つ置かれていました。椅子はなく、机の上には小さな女の子が座っています。
その女の子は、おかっぱ頭で顔には包帯がぐるぐる巻かれており、表情は見えません。白いブラウスに赤いスカートを着て、まっすぐ前を向きながら足をブラブラさせています。その姿を見て、私はなんとなく不気味な感じを抱きました。玄関の明かりも薄暗く、女の子の包帯が巻かれた顔がさらに怖さを感じさせます。
できるだけ気づかれないように靴を脱いで下駄箱に入れようとした瞬間、女の子の顔が私の動きに合わせて動いていることに気づきました。包帯で目が見えないと思っていたのに、私の動きを追っているようです。私は恐ろしくなり、靴を脱ぎっぱなしにして急いで校舎の奥へと入っていきました。
場面が変わり、帰ろうとする私は玄関で自分の靴を探しています。しかし、脱ぎっぱなしの靴がたくさんあり、どれが自分のものかわかりません。結局、自分の靴が見つからず、違う入口を探し始めましたが、裏口にも靴がたくさん置かれていて、結局見つかりません。最後に玄関に戻ると、自分の靴だけがきれいに揃えて置かれていたのです。「最初からここにあったんだ」と思い、私は清々しい気持ちで靴を履きました。

夢分析

この夢は、ちょうどスピリチュアルや夢に興味を持っていた頃に見たものです。夢分析やスピリチュアルについて学びながら、いつも「何が真実なのか」を考えていました。

まず校舎ですが、これは家や建物と同様に、今の自分自身を表しています。「真実を知りたい」「知識を得たい」という思いが、この夢の中で校舎として現れているのです。人が知識を求めるとき、夢では校舎・大学・図書館といった学びの場がシンボルとして登場することが多いです。これは、現実で実際に何かを学んでいなくても表れることがあります。

私の夢に出てきたのは、小学校入学時に通った古い木造校舎です。これも夢分析では重要なポイントです。気づきの鍵が、自分の人生のこの時代にあることを示しているのかもしれません。

次に靴は、「自分の人生や生き方」を表しています。靴を探す夢は「自分はどう生きるべきか」に迷っているときに見ることが多いです。靴が見つからない夢や、靴を履くべき状況で履いていない夢は、人生に迷っていることを象徴しています。

そして女の子ですが、夢に出てくる人物は、実はすべて自分自身を表しています。夢に出てくる知り合いや友人の場合、その人に対して自分が持っている印象や性格の特徴が、自分の中にもあるということです。その人の良い部分だけでなく、欠点や嫌いなところも見る必要があります。自分が嫌だと感じる部分は、実は自分の中にもあるのです。

全く知らない人物が夢に登場する場合は、現実で自分の中に新しい自分が生まれる予兆です。もしその人物が女性なら、新しい女性性が、男性なら新しい男性性が芽生えることを意味します。

夢の中の女の子が、自分の幼少期に似ていることに気づきました。目に見えない世界に興味を持っていた内向的で少し不気味だと感じられていた子ども時代の自分です。夢で自分の靴が元の場所にちゃんと見つかったことから、近い将来自分の進むべき道が見えてくると感じました。その鍵は、私の幼い頃の体験にあります。

夢分析も、目に見えない世界を扱う仕事ですし、今の鑑定の仕事も同様に見えない世界を扱っています。この夢を見た頃から、私の意識は自然と今の仕事に向かっていました。この夢の分析で「靴は最初から元の場所にあった。だから人生の道もきっと見つかる」と聞いたとき、心が落ち着き、自信が湧いたのを覚えています。夢を分析するだけで心に変化が起こるのも、夢分析の効果のひとつです。

夢に興味を持つと、夢はますます身近になります。夢はいつも、私たちに何かを伝え、安心させてくれる存在なのです。

この夢のシンボル

■校舎

校舎、家や建物は自分自身の精神状態を表しています。新しいことを学びたい、知りたいと思う時に現れます。

■靴

靴は人生における社会的地位、人生の方向性、生き方を示しています。


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