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賢い奴は複雑なことを単純に考える

「バカな奴は単純なことを複雑に考える。

普通の奴は複雑なことを複雑に考える。

賢い奴は複雑なことを単純に考える。」

稲盛和夫




話を聞いていると、「このひとわかっていないな。」と思うことが度々あります。

そういう人は、たいてい

①話が長い

②横文字、専門用語をやたら使う

③早口になる

④資料の棒読み、引用。

⑤「誰々が〇〇と言っていた」的な聞いてきた話の乱発。

そういう人、周りにいませんか。


こういう人の、リーダーとしての能力は著しく低い。

自分が、話していることを理解できていないので、しゃべっていても、聞いている方は、さっぱりわからない。


「バカな奴」は、自分をできるだけ大きく、立派に見せるために、簡単なことを、わざわざ難しく、回りくどく話そうとするんですね。

要するに、小人物。

「賢い奴」は、聴衆に理解してもらおうと考えるので、自分で重要なことを取捨選択して、まず自分が理解して、かみ砕いて、中学生が分かるように話す。(さすがに小学生が解るには、さらに説明がいるので・・)

これが、リーダーの資質



スピーチは、自分の偉さを見せるためではない。聴衆に理解させるためのものだ。



いちばんわかりやすく感動したのは、竹中平蔵氏の講演だ。

ノー原稿。

そして、順序立てて、話を区切り、展開が解りやすく、さすがだと思いましたね。



稲盛氏のこの名言に、SBIホールディンングスの北尾氏は、

ここで稲盛さんが言われている真意とは、恐らく「賢い奴は複雑なことを単純に考える」というような文面通りの意味ではなく、「賢い奴は複雑なことのポイントが直感的に分かる」ということだと私は捉えています。
例えば、ぐたぐたと説明し続けて結局のところ何が言いたいか分からないという人がいますが、こういう人はある物事に関して一体何が重要で何処が一番ポイントなのかを抑え得ないからこそ、何時まで経ってもそうした話しか出来ないのだろうと思います。


と、語っています。


人の心を動かすスピーチのできる指導者は少なくなりました。

北朝鮮のテレビのような話し方をする人が、いまだ多く見受けられますが、その人のレベルは、その程度と認識する必要があります。

短い時間で、いかに多くの情報を発信し、人の心を動かせるのかが、指導者のスピーチでしょう。


人の心をつかむ天才だった、田中角栄元総理は、次のような名言を残しています。



「話をしたいなら、まず結論を言え。理由は3つに限定しろ。世の中、三つほどの理由を挙げれば大方の説明はつく」

 「若い君が本当に思っていることを話せばよい。借り物はダメだ。百姓を侮ってはいけない。小理屈で人間は動かないことを知れ」

「分かったようなことを言うな。気の利いたことを言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。」



人の心がわかる人でありたいですね。

自分の都合だけではなく・・・

自分の目から見た目線と、自分の後方、斜め上45度、3メートルくらい離れたところから見る目線を持った方がいいですよ。

自分の視界、30度くらいしか見えていない人に所詮、指導者は無理とあきらめてください(^_^.)

ではまた。


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