![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111357893/rectangle_large_type_2_af1f86ee7a790ad464e456374c7ec231.jpeg?width=1200)
3.11に思う指導者の有能、無能。
テーマ:第一部
![](https://assets.st-note.com/img/1689941601743-uxrWAgWgDE.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1689941601604-4oeHt3XCSM.jpg)
★10年前の記事です
今日は、3.11。
あれから2年たちました。
静かに、追悼をしたいと思います。
今日、こんなコラムがありました。
「心を込めずに言葉を探すより、言葉を探さずに祈りに心を込める方がよい」。
インドの指導者ガンジーがそう語っている。
あの時ほど、言葉が無用だと知ったことはない。
(中略)
人が一心に祈るとき、本当に必要なものは、わずかな場所と時間だけらしい。
祈りの先には必ず相手がいる。それは別れた家族かもしれないし、復興に頑張る働き手かもしれない。
人と人が線で結ばれ、無数の見えない糸が日本中に張りめぐらされる。
14時46分。また静かに目を閉じてみる。たぶん特別な言葉はいらない。
上の写真は、昨年訪れた、石巻市立大川小学校です。右は、北上川。
海が天の方に見えます。
ここから津波が襲ってきたことを思うと、恐ろしいです。
この校庭に108人の小学生が、先生のいわれるとおりにして、待ってたんです。
そして、74人が死亡または不明。
校長は生き残った。
反対をする術のない、意見をする術のない小学生を、指導者・リーダーは、見殺しにしたんです。
自分だけ生き残ったのです。
一方の、釜石市立釜石小学校。
184人の児童全員が自力で巨大津波を生き延びた。
「てんでんこ」
津波てんでんことは、三陸地方で言い伝えられている言葉である。
てんでんことは、てんでばらばらの意味。
津波の際には親や兄弟にも構わずにとにかく逃げろ、そうすることで一家全滅を逃れることができる、という意味合いを持つ。
そうでもしないと逃げ切れないという、津波から避難することの難しさを示している。
自らの意思で、自らの行動を起こす。
同じ、小学生で、指導者の違いで、明暗を分けた。
取り返しのつかないことだった。
指導者は、平時に、徹底して、現場、最前線を回り、状況を把握して、手を打たねばならない。
戦時には、本陣にて、どっしりと動かず、的確な指示を出さねばならない。
愚かな指導者は、平時に動かず、戦時にうろたえて、うろうろする。
指導者は、命を預かる、運命を預かる、人生を預かる。
「大将の器」でないものに大将をさせてはいけない。
ではまた。