「CHANCE」-犬飼ターボ著-
BeautyJapan2023
BayAreaファイナリストの山口莉奈です。
今回は、4度読んでも物足りない。
感想を文章にすることが難しかった
課題図書についての投稿です。
ちなみにここで表現した「難しい」というのは、
「面白くなかった」などのマイナスな表現ではありません。
この本を読むことが出来て良かったと思います。
読めば読むほど、色々な感情が沸き起こり、
色々な気持ちが交錯し、
どれだけ今の自分に足りないことが多すぎたか と
想いを言葉にすること、言葉をチョイスすることに
とても苦労したから。
まるでチューイングガムみたいな本でした。
この本を1度だけ読んだ人は
恐らくこう思う方が多いと思います。
「起業したい意欲の高い人にピッタリな本なのでは?」と。
私は4度読みました。
それは1度では作者の意図が読み取れなかったから。
もちろん上記のように、感じた瞬間もありました。
なぜなら登場人物がみな、起業家のお話だから。
もちろん、自己啓発本のようにもと捉えられるので
恐らく意識の高い方には刺さりまくると思います。
問題は私がそういう人間ではなかったということ。
周りの反応がプラスの感想しか出てこなかったけど、
私には理解することに時間がかかった部分が沢山ありました。
それは、私自身がまだ未完成だから。
そう泉と同じポジションなのかもしれません。
私だったら、
迷える子羊さん、
波風ない今の人生に満足してる人に
オススメしたい1冊です。
(1)今まで生きてきてCHANCEだったと感じたこと
またその時の自分の行動と弓池の行動との違いなど
私は、パラレルワークを培って今も色々とチャレンジしていますが、それを始めるタイミングは今思うと全てチャンスだったと感じています。全てその時に共通していたことは、「行動に起こして進み続けていた」ということです。これは弓池と共通していることでした。弓池との違いは、2にも書いていますが、私の課題でもあり、この本と出会ったことで気づいた成長の部分だと思います。
それは「心のあり方」についてです。
私はどこか自己肯定感が低い人間でした。何をやるにも、毎回自信がない瞬間というものが襲ってきます。その時は、今思うとやはりうまく軌道には乗れていなかったと思うし、モチベーションが上がっている時は、その道を突き進む自信に満ち溢れていたと思うので、著書内の【成功に近づく】という言葉で進めていたと感じます。
このことからこの本を読んだことで、チャンスを掴んで今の自分になったことも必然だし、課題となる部分も見つかり、成功するためのヒントが得られた気がしています。
(2)CHANCEを手にするのに今の自分に足りないこと
自分の価値観を手放すこと
私は、自分が生きてきた中で培った価値観に自分自身がかなり縛られていたことにこの本を読んで気がつきました。
価値観に縛られたが故に、成功するかもしれないタイミングでチャンスを逃してきたことも実感しました。
「成功を邪魔する価値観に縛られていればいるほど成功から遠いところにいる。逆にその価値観に気づいて自分を不必要な既成概念から自由にした人が成功する」
著書のこの言葉。もっと早い段階で出会っていたら私の人生はまた今とは違うものになっていたのでしょうか。
また、私は何かをするとき、どうしても自信をなくすタイミングが必ずどこかでやってきます。それは今まで生きてきた価値観の中で培われてきたものだと思いますが、この価値観が私を苦しめていることもこの本を読んで気がつくことができました。この本を実は4度ほど読み返しましたが、理解したくてもどうしてもスッと入ってこない箇所がありました。それがまさにこの価値観の話の部分でした。正直、今も理解できたかと言われるとまだできていないです。ただ、こういう考え方もあることを気がつけたことがまたひとつ自分を成長させる材料になったと確信しています。
(3)BJでどんなCHANCEを掴み取り、どうしたいか?
Beauty Japanに出るきっかけは自分からではなく人からの推薦でしたが、それでもこの大会に出ると決めたのは自分なので、まずは最後まで諦めず、進み続けるというChanceを掴み取りたいです。そして結果として、皆さんに認められるようなパラレルキャリアを作り上げていきたいです。具体的にみんなに認められるというのはBJで賞をとるということでもあると思うし、それだけではなく、ファイナリスト、運営の皆さんに認めてもらうということもあると思います。
そしてこの機会をきっかけにさらに自分のパラレルキャリアを世の中に広めていき、誰かの人生の成功を後押しすることが私の最大の目標です。
(4)この本の帯のキャッチコピー
①あなたの心は健康ですか?
一度あなた自身のストッパーを外してみて。
きっとCHANCEがあなたのもとにやってくるから。
②あなたはチューイングガムが好き?
よかったらこの本食べていかない?
<解説>
私はこの本を理解するのに時間がかかりました。
それはきっと泉側の考え方をしてきた人生だったから。
4度この本を読みましたが、
3回目、全ての気持ちを取っ払い、
読み直した時に自分の中にあるモヤモヤが取れて
見えない迷路の出口が見えた感覚に襲われました。
主人公は起業をしている設定の話でしたし、
CHANCEと言われると
意識が高い人がいいのでは?自己啓発本?
みたいな印象を持つ方もいるのかなって。
だからそういう言葉に抵抗というか
縁遠いよって思ってる人に、
CHANCEという言葉とは無縁な方に読んでもらいたい。
こんな人が読むといいよ!ではなくて、
日々何かを感じて、何気なく過ごしている人でもいい。
誰でも気軽に手に取って読んでほしいなと思いました。
誰でもどこでも手にできる馴染みのあるお菓子、
噛めば噛むほど味が出るチューイングガムのように
何度も読み返しても毎回新しい箇所で
新たな意味を見いだせる
その時の環境、感情などで解釈の変わる本だと思ったので
そんな想いを込めてつけました。