夢は意外な角度であっさり叶う
これまで、どうやったら夢が叶うのか、研究する中、気づいた法則がある。
夢の扉は正面からは重く分厚くビクともしない。
ただ、その道はぐるーっと回るとあれっ?と思うくらい、意外な角度であっさり叶う!
今日のテレビで、さだまさしさんの話があった。長崎からバイオリニストとして上京したものの夢破れ挫折した東京藝術大学。そこからシンガーソングライターとして、誰も越せないステージ数をこなし、この夏東京藝大の客員教授になった。
こんな未来につながっていたなんて、過去の挫折した時のさださんは、夢にも思っていないだろうなあと思った。
憧れ、目指し、積み重ねた想いがあれば、一旦は手放したはずなのに、何かのタイミングでいきなり叶う。
さださんの場合は、53年後だった。
私も何度かこの法則があった。
ラジオのパーソナリティになりたい!と憧れ、描き、上京しながらもオーディションは全く通らない。
就職の時、アナウンサー試験の受験をしてみたものの、ものすごい倍率の中、選ばれる人ってどんな人なんだと思うくらい、全く問題外…
きれいな人たちがずらりと並ぶオーディションから抜け出す人は、本当に凄いと思った。
そのまま東京から地元に戻された。それでも、マイクを持つ仕事から始めて、イベントステージのコーナーを担当していた時、肩をたたかれ声をかけられた。
「うるさい」
と言われた。
でも、これが後でラジオ局のディレクターから電話、「番組をやるパーソナリティを探している」と言われて、そのあと20年間ラジオ局へ通い、番組で私の声が流れる、憧れのラジオ局のパーソナリティになっていた。
意外な角度で急にチャンスは訪れて、あっさり叶う。
とてつもなく大きな憧れの存在は、正面きって、チャレンジし続けてもなかなか届かない。
それでも、その熱い想いを胸に次の場所で与えられたことに誠実にコツコツ続けていると、驚く場所に運ばれていく。
今日のテレビでも歌われた、さださんの歌の大人気の曲「主人公」
過去のあの時の自分が応援してくれていることを、思い出した。
夢を叶えるために上京したのに、夢が叶わず、地元に戻され、そこから始めた金沢でのフリーランスでの司会業。司会者になりたいなんて、全く思っていなかったのに、気がついたら大きなブライダル会場を任せられ、会社にまでなっていた。
ラジオの番組を持たせてもらって、20年放送の世界でいられたものの、どこかで、東京へ戻ることをずっと思っていた私。
あの時途絶えた夢の続きを叶えるために。
その時もさださんの「主人公」の曲が、何度も支えになった。
今、私は憧れた東京に住んで、心から尊敬する大好きな人たちと一緒に、毎日のワクワクの中、この星が輝くための仕事をしている。
大学後、夢に破れて、悔しさと共に地元に戻った私に言ってあげたい
あなたは必ず戻って来れるからね。
夢は叶うよ。
未来は意外な角度で、最高のプレゼントを用意してくれてるよ。大丈夫だよ。
私は、この言葉をこれからもラジオから、そしてこれからは文章でも伝えていく人になる。